タイトル等
狩野芳崖 悲母観音への軌跡
東京藝術大学所蔵品を中心に
会場
東京藝術大学大学美術館
会期
2008-08-26~2008-09-23
休催日
月曜日(ただし9月15日(月・祝)、22日(月)は開館、9月16日(火)は閉館)
開催時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
観覧料
一般500円(400円)、高校生・大学生300円(200円)、中学生以下は無料
主催者
東京藝術大学、下関市立美術館
概要
今年2008年は、狩野芳崖生誕180年、没後120年の記念の年にあたります。この節目の年に、東京藝術大学大学美術館では、「狩野芳崖 悲母観音への軌跡 東京藝術大学所蔵品を中心に」を開催いたします。
吉野芳崖(1828~1888)は、幕末の長府(現在の下関市)に長府藩御用絵師の嫡子として生まれました。明治中ごろ、お雇い外国人フェノロサに出会ったことで、フェノロサ、岡倉天心らとともに、西洋画法を取り入れた日本画の改革・実験に取り組むことになります。亡くなるまでの数年でしたが、近代日本画の創造に全身全霊を捧げた芳崖は、日本画の基礎を築き、後の発展に大きく寄与した人物として近代美術史上最も重要な画家の一人です。その芳崖の絶筆《悲母観音》(重要文化財)は、作品の完成度の高さだけではなく、近代日本画の幕開けを告げる記念碑的作品であり、その後の作家たちへも様々な影響を与えた作品といえます。今回、晩年の日本画革新運動の時代の作品だけではなく、芳崖の初期から晩年までの画業を振り返り、象徴的作品である《悲母観音》を再検討し、新しい《悲母観音》像をお見せしたいと思います。
東京藝術大学は、前身である東京美術学校開設準備に芳崖が日本画担当教員として携わっていたことから、《悲母観音》をはじめとする芳崖晩年の重要な作品を多数所蔵しています。芳崖生誕の地として芳崖研究に長年取り組んできた下関市立美術館と共同で企画された本展は、芸大所蔵品を中心に、下関市立美術館をはじめ国内に収蔵される重要作品を加えた約60点の主要作品で構成されます。
本展覧会は芳崖の画業が一望できる20年ぶりの好機となります。近代日本画の金字塔《悲母観音》とこの作品に至る芳崖芸術の軌跡をご堪能いただけることと思います。
ホームページ
http://www.geidai.ac.jp/museum/
展覧会問合せ先
050-5525-2200(代表)
会場住所
〒110-8714
東京都台東区上野公園12-8
交通案内
JR上野駅(公園口)、東京メトロ千代田線根津駅(1番出口)より徒歩10分
京成上野駅(正面口)、東京メトロ日比谷線・銀座線上野駅(7番出口)より徒歩15分
JR上野駅公園口から台東区循環バス「東西めぐりん」(東京芸術大学経由)で4分、停留所「東京芸術大学」下車(30分間隔)
ホームページ
https://museum.geidai.ac.jp
東京都台東区上野公園12-8
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