"理科室にあるガイコツは、学校の怪談のお決まりのネタのひとつです。骨や骨格標本は、薄気味悪い印象を持たれがちなのかもしれません。しかし、骨をよく見てみると、とても機能的で美しいことがわかります。
水中を泳ぐ魚、空を飛ぶ鳥、手足がないヘビ、土の中に穴を掘って暮らすモグラ、ぴょんぴょん跳びはねるカエル、木の枝の上をすばやく走り回るリス、すらりとした足で走るシカ・・・そのみかけや生活のしかたはさまざまですが、体の中に骨があり、骨と筋肉で体を支え動かしているという点では皆同じです。
わたしたち、ヒトを含め、このような骨がある動物の仲間を脊椎動物といいます。脊椎動物の体の中にある骨は、その動物の生活のしかたに適した形をしています。この展示では、さまざまな暮らしをする脊椎動物の""ホネ""が、いかに多様でおもしろいか、ご紹介したいと思います。
キミは、骨を見て、その動物が何かわかるかな?"