南蛮風俗や文明開化をテーマとした版画で知られる版画家川上澄生(1895-1972)は、大正・昭和期の創作版画運動のなかでも独特の輝きを放つ存在です。本展ではアートリンクとちぎ2007(栃木県立美術館の収蔵品を他館で活用する活動)の一環として、彼の活動の主体であった木版画に加え、油彩画、スケッチ、私刊本、ガラス絵など種々の分野にわたる約100点の作品を前後期に分けてご紹介いたします。川上澄生があこがれてやまなかった世界をたどることで、その創作活動の一端に触れたいと思います。
【関連イベント】
○「年賀状を作ろう!ー木版画編ー」
日時:平成19年12月15日(土)午後1時30分~
会場:那珂川町馬頭広重美術館視聴覚研修室
講師:版画家 池間英治氏
参加費:100円
持参するもの:彫刻刀セット(無い場合はお貸しいたします。)
※図案は事前に紙に書いてお持ち下さい。
定員:20名(申込先着順)
○平成20年1月27日(日)/展示解説「川上澄生 俗と聖」
講師:美術史家 竹山博彦氏
事前申し込み不要。要観覧料。