「ミッフィー」の生みの親で、数多くの名作絵本を生み出しているディック・ブルーナは、現代のオランダを代表する絵本作家であり、グラフィックデザイナー。1997年に出版された『ミッフィーのたのしいびじゅつかん』は、ミッフィーが家族と一緒に美術館を訪れる物語で、そこには、幼いこどもが初めて本物の美術作品に触れた驚きと感動が描かれています。本展では、この絵本の内容に沿って、さまざまな切り口からモダンアートを紹介します。さらに、ブルーナの作品の数々を展示し、彼がどのように試行錯誤しながら独特の技法やスタイルを生み出したのか、制作の秘密に迫ります。
<展示構成>
「見てみよう」
むずかしいとおもわれがちなモダンアートを身近なものとして楽しんでいただく
コーナーです。
「考えてみよう」
ペーパーバック(文庫本)やポスターのデザイン、絵本の原画などを紹介し、
グラフィックデザイナーとしてのブルーナに迫ります。
「作ってみよう」
ブルーナの作品をモティーフにしたワークシートで「いろがみワーク」などを
体験します。