タイトル等
収蔵品展 『東北新聞』から「霽れゆく村雨」まで
会場
鎌倉市鏑木清方記念美術館
会期
2007-07-12~2007-10-17
休催日
月曜日(7/16・9/17・24・10/8の[月・祝]開館し、翌火曜休館) 8/27~29
開催時間
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般200(140)円 小・中学生100(70)円
( )内は20名以上の団体料金
概要
『東北新聞』から「霽れゆく村雨」まで」
[第二期]平成19年8月30日(木)~10月17日(水)

清方の挿絵が『東北新聞』に掲載されて、110年を迎えました。これを記念して開催する展覧会の第二期です。挿絵画家から日本画家へと転身を図った、大正期の作品を中心に展示いたします。

明治30年、友人の紹介により『東北新聞』に挿絵が掲載され、清方は挿絵画家として人気を得ましたが、小説の枠に囚われることに不満を感じ、自由に制作できる日本画を描くようになります。
明治40年に文部省美術展覧会(文展)がはじまり、次第に作品が賞を得るようになりました。

大正4年、第九回文展には「霽れゆく村雨」を出品しました。清方は、当時不忍池(しのばずのいけ)のほとりを通って自宅から上野に通っていました。時にはにわか雨に合い、池の蓮の花や葉が激しくゆれる様子に興味を覚え、雨に向かって傘を支えながら歩く春信風の 女性を配して制作しました。 この作品が最高賞を受賞して、出世作と呼ばれ、日本画家としても暮らしてゆける見込みが立ちました。ただ、残念ながらこの作品は、関東大震災の時に持主が持ち船に載せ隅田川に逃して、安全を図ったものの、炎が飛び移り焼失してしまいました。

今回は、焼失した作品を偲ぶため、屏風に仕立てた「霽れゆく村雨」の下絵を展示します。また、大正9年に金沢八景に得た別荘での暮らしを描いた「金沢絵日記」(大正12年)等の絵日記や「梅蘭芳(めいらんふぁん) 天女散華(てんにょさんげ)」(大正8年)など当時の作品をご覧いただきます。

<主な展示作品>
「霽れゆく村雨」下絵(大正4年)「金沢絵日記」(大正12年)
「梅蘭芳 天女散華」(大正8年)「秋宵」(明治36年)ほか
全49作品56点
ホームページ
http://kamakura-arts.or.jp/kaburaki/
展覧会問合せ先
Tel.0467-23-6405
会場住所
〒248-0005
神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
交通案内
JR横須賀線・江ノ電「鎌倉駅」下車、小町通りを北に徒歩7分左折。
※駐車場・駐輪場はありませんので、公共交通機関をご利用下さい。
ホームページ
http://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/
神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-25
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