タイトル等
高知ゆかりの彫刻家 土方久功展
日本+南洋の表現
会場
高知県立美術館
会期
2001-09-01~2001-09-30
休催日
9月4日(火)、10日(月)、17日(月)、25日(火)
観覧料
一般:650円 大学生:450円 高校生以下無料
主催者
高知県立美術館
概要
土方久功(ひじかた ひさかつ、1900~1977)の叔父久元は、土佐藩郷士として明治維新で活躍し、明治政府では農商務大臣、宮内大臣を歴任した元勲であり、久元の孫久敬(与志)は演出家として有名です。久功は、久元の弟で陸軍将校の父と海軍大将柴山矢八の娘である母のもと4人兄弟の次男として東京で生まれ、学習院初等科、中等科で学びましたが、父の死後経済的に困窮し、高等科を断念しました。
その後、彫刻を東京美術学校で学んだ久功は、卒業後に出品した二科展、院展の落選が契機となり、日本美術界の動向に閉塞感を抱きました。そして、思春期から世界の民俗文化に関心を持った久功は、日本美術界が傾倒した近代西洋美術に反映するアフリカや南洋などの未開文化を自己の美術表現に直接吸収するため、1929年、日本の委任統治領だったパラオ諸島へ渡りました。久功は、昔話の収録、民芸品の収集などの野外調査を行いながら島々を巡り、未開の孤島サタワルでは約7年間も生活しました。また、調査と共にスケッチ活動も精力的に実施し、特にパラオ芸術のアバイ絵に魅了された久功は、木彫レリーフに独創性を発揮し、金属刃を縛り付けた木製の手斧カイバックルを用いて南洋樹を彫り、素朴なレリーフを数多く制作しました。
太平洋戦争直前に帰国した久功は、引き続き木彫レリーフや彫刻の制作を行い、日本と南洋を融合した表現の成果を個展をはじめ、日本アンデパンダン展、読売アンデパンダン展、新樹会展、新しき村展などで積極的に発表しました。さらに、執筆活動及び著作に掲載する挿絵の制作を旺盛に行い、『パラオの神話伝説』『流木』『文化の果にて』『青蜥蜴の夢』など南洋を記録した著作をはじめ、絵本では、南洋を題材にした絵本『おによりつよいおれまーい』、動物を扱ったユーモラスな絵本『ゆかいなさんぽ』『ぶたぶたくんのおかいもの』、詩集では、『非詩集ボロ』『旅・庭・昔』『鵯と共に』などの多様な著作を出版しました。晩年は、身近なものを題材に水彩画を描き、特に過去に制作した南洋作品を基にした水彩画を、明るい色彩と力強い描線で表現しました。
本展は、土方久功の彫刻、木彫レリーフ、油絵、水彩画、素描など館蔵品の中から約300点を紹介するものです。
ホームページ
http://kochi-bunkazaidan.or.jp/~museum/
展覧会問合せ先
TEL 088-866-8000 / FAX 088-866-8008
会場住所
〒781-8123
高知県高知市高須353-2
交通案内
■はりまや橋から とさでん交通路面電車「ごめん」、「領石通」または「文珠通」行きで15分、「県立美術館通」下車。北へ約200メートル、徒歩5分。
■とさでん交通バス 「高知医大線」・「県立美術館前」下車。南へ約100メートル。
■とさでん交通バス 「高知県立大学・医療センター線」・「美術館通」下車。北へ約200メートル、徒歩5分。
■高知龍馬空港からは、高知市内―空港間を結ぶとさでん交通の空港連絡バスがご利用いただけます。バス停「葛島」で下車してください。北東へ約900メートル、徒歩約16分です。
■車・タクシーをご利用の場合
※JR高知駅から約20分。
※高知龍馬空港からは30分、高知自動車道 南国インターから15分、高知インターから10分。
ホームページ
http://moak.jp/
高知県高知市高須353-2
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