夢二郷土美術館を創設し、初代館長であった松田基は、洋の東西を問わず広く芸術を愛しました。とりわけ竹久夢二をはじめとする郷土・岡山出身の芸術家の作品を深く愛し、理解し、企業家として活躍する傍ら、芸術への深い理解のもとに、郷土の文化活動に貢献しました。
夢二郷土美術館では、松田の遺した、書・画・陶芸・彫刻などの多彩なコレクションを、季節やテーマに沿って、様々な切り口でご紹介しています。今回は、岡山の輩出した重要無形文化財保持者(人間国宝)である、金重陶陽・藤原啓・藤原雄・伊勢崎淳の備前焼作品を企画展示。備前・岡山が誇る、四人の作家の手により生み出された、土と炎の芸術をお楽しみください。