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ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ

Picasso, through the Eyes of Paul Smith

2026年6月10日(水) ~ 2026年9月21日(月・祝)

  • 開催予定
  • 企画展

パブロ・ピカソ《読書》1932年、パリ国立ピカソ美術館(パリ国立ピカソ美術館展示風景、2023年)
© Vinciane Lebrun/Voyez-Vous, courtesy of the Musée National Picasso-Paris.
© 2025-Succession Pablo Picasso-BCF (JAPAN)

パリの国立ピカソ美術館が所蔵する20世紀を代表する芸術家パブロ・ピカソ(1881-1973)の作品からインスピレーションを得て、伝統的な仕立てと遊び心あふれる色使いで知られる英国人デザイナー、ポール・スミスが会場のレイアウトを考案します。自由な発想で創り上げられた会場構成は、ポール・スミスがデザインする洋服や小物のような色鮮やかさと楽しさに満ちています。ピカソの初期から晩年までの作品群を緩やかな時系列に従って展観します。

展覧会ホームページ

開催概要

会期
2026年6月10日(水) ~ 2026年9月21日(月・祝)

休館日:毎週火曜日
*ただし8月11日(火・祝)は開館、8月12日(水)は休館

開館時間

10:00~18:00
毎週金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで

会場

国立新美術館 企画展示室2E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2

主催

国立新美術館、パリ国立ピカソ美術館、日本経済新聞社、TBS、TBSグロウディア、テレビ東京

協賛
アビームコンサルティング、DNP大日本印刷

後援
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、J-WAVE(81.3FM)、TBSラジオ

お問合せ

050-5541-8600(ハローダイヤル)

チケット・観覧料

前売 2,200円(一般)、1,200円(大学生)、800円(高校生)
当日 2,400円(一般)、1,400円(大学生)、1,000円(高校生)

チケット取扱い
・オンライン
 前売券販売期間:5月8日(金)10:00~6月9日(火)23:59
 当日券販売期間:6月10日(水)0:00~9月21日(月・祝)17:00
 販売サイト:e-tix、アソビュー!、楽天トラベル、セブンチケット、TBSチケット

・当日窓口
 販売期間:6月10日(水)~9月21日(月・祝)
 販売場所:国立新美術館チケット売り場(2E展示室入口)

オンラインチケットを購入

e-tix ※スマホ入場・手数料なし

アソビュー! ※スマホ入場・手数料なし

楽天トラベル ※スマホ入場・手数料なし

セブンチケット (セブンコード:115-028)※紙チケット・コンビニ発券・手数料あり

TBSチケット ※紙チケット・コンビニ発券・手数料あり

パブロ・ピカソ(1881–1973)

20世紀で最も影響力のある芸術家の一人。伝統的な絵画の概念を根底から覆した革新者です。「青の時代」やキュビスムなど多様な様式を切り拓き、陶芸、舞台芸術にも挑みました。《ゲルニカ》に象徴される社会的・政治的メッセージを込めた作品も知られています。

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1954年、ヴァロリスのマドゥラ工房中庭でのパブロ・ピカソ
© ADAGP, Paris
© GrandPalaisRmn (musée national Picasso-Paris) / Stéphane Maréchalle
/ distributed by AMF


ポール・スミス(1946–)

英国ノッティンガム出身のデザイナー。サイクリストから転身し、デザイン、音楽、ファッションの道へ。「ひねりのあるクラシック」という哲学を軸に豊かな色彩を用いたファッションデザインで知られています。

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各セクションの概要

00 トロンプ・レスプリ (精神を欺くもの)

《牡牛の頭部》は自転車のサドルとハンドルという既製品を組み合わせ、牛の頭部を形づくった作品。これが牛の頭部なのか、あるいはサドルとハンドルなのか、鑑賞者の心に混乱を呼び起こします。ポール・スミスは青年期にはプロの自転車選手を目指していたほど、自転車を愛好しています。ピカソの本作に着想を得たスミスは、幾つもの自転車のサドルを用いて部屋のレイアウトを考案しました。

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※展示風景は全てパリ国立ピカソ美術館で2023年に開催された「Picasso Celebration: The Collection in a New Light!」のものです。 フォトクレジット © Vinciane Lebrun/Voyez-Vous, courtesy of the Musée National Picasso-Paris.

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パブロ・ピカソ《牡牛の頭部》1942年、パリ国立ピカソ美術館 © GrandPalaisRmn (musée national Picasso-Paris) / Mathieu Rabeau / distributed by AMF

01 『ヴォーグ(流行)』中の 芸術家

ピカソは子供のころから雑誌や漫画を愛読していました。その後は書物に絵をじかに描き込むようになり、バルザックやフロベールの小説のページに人物像をスケッチするようになります。こうした書物への描き込みは、1951年の雑誌『ヴォーグ・パリ』でも行われました。ピカソはウェディングドレスを纏う女性の写真の上にいくつか線を加え、その姿を不条理かつグロテスクなものへと変えました。

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02 青の憂鬱

1901年から1904年にかけて、ピカソは青を基調とした絵画を数多く制作しました。「青の時代」と呼ばれるこの時代は、親友カサジェマスの死を契機に始まりました。彼は社会の最貧困層を深い青で描き、孤独や憂鬱を表現しました。貧しい生活のなかで夜間にランプの下で制作された作品は、やがて憂鬱な雰囲気を醸し出す独自の様式へと深化していきました。

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パブロ・ピカソ《男の肖像》1902-1903年、パリ国立ピカソ美術館 © GrandPalaisRmn (musée national Picasso-Paris) / Mathieu Rabeau / distributed by AMF

03 バラ色の女性たち 《アヴィニョンの娘たち》への前奏曲

1906年から1908年にかけて、ピカソは形態と空間の簡素化を追求し、キュビスムの基盤を築きました。彼はイベリア美術やアフリカ彫刻に着想を得て、バラ色を基調とした幾何学的で荒々しい新たな造形言語を模索しました。膨大な習作を経て完成した《アヴィニョンの娘たち》(1907年)において、鑑賞者を圧倒するような暴力的なまでの視覚的革新を成し遂げたのです。ここではその習作を中心に紹介します。

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パブロ・ピカソ《女の胸像 (《アヴィニョンの娘たち》のための習作)》 1907年、パリ国立ピカソ美術館 © GrandPalaisRmn (musée national Picasso-Paris) / Adrien Didierjean / distributed by AMF

04 キュビスムの実験室

1906年頃からピカソは、イベリア美術やアフリ力美術から影響を受けつつ、対象を立方体のように単純化するキュビスムという新たな表現に取り組みます。ピカソは最初、テーブル、グラス、新聞、楽器などの日用品を主題としました。限られた色彩で抽象的に描かれた画面は主題の識別が難しいときもありますが、モノや装飾、あるいは身体など、かならず手がかりとなる細部が取り込まれています。

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05 アッサンブラージュとコラージュ

ピカソは日用品を実践に組み込み、芸術は忠実に現実を再現するものだという規範に対抗します。木や大理石などに似た壁紙をカンヴァスに貼り付け(コラージュ)、現実の断片を直接作品に取り込んだのです。このアイデアは二次元にとどまらず、三次元の表現にも及びました。スプーンや自転車のサドルなどの日用品で作られた作品がアッサンブラージュです。

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06 古典主義の画家

1910年代末から1920年代初頭にかけて、「秩序への回帰」という具象表現や古典的主題を復活させる風潮が芸術界に起こりました。こうした中で、1920年代にピカソはきわめて古典主義的な方法で、人物像を油彩とデッサンに描いています。妻でロシアのダンサーであったオルガ・コクローヴァや、息子パウロといった新しい家族がモデルに選ばれました。

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パブロ・ピカソ《初聖体拝領者たち》1919年、パリ国立ピカソ美術館 © GrandPalaisRmn
(musée national Picasso-Paris)/ Adrien Didierjean / distributed by AMF

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パブロ・ピカソ《アンドレ・ドランの肖像》1919年、パリ国立ピカソ美術館 © GrandPalaisRmn (musée national Picasso-Paris) / Gabriel De Carvalho / distributed by AMF

07 子ども時代

ピカソはスペインでの幼少期に親しんだ闘牛やフラメンコ、パリのキャバレーやサーカスの鑑賞体験を通じて、生涯にわたり舞台芸術に深い関心を持ち続けました。特にアルルカン(道化師)には自身を投影し、多くの作品の主題となりました。オルガ・コクローヴァとの息子パウロがアルルカンに扮した作品や、マリー=テレーズ・ワルテルとの娘マヤを描いた作品などを紹介します。

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パブロ・ピカソ《アルルカンに扮したパウロ》1924年、パリ国立ピカソ美術館 © GrandPalaisRmn (musée national Picasso-Paris)/ Adrien Didierjean / distributed by AMF

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パブロ・ピカソ《トラックの玩具で遊ぶ子ども》1953年、パリ国立ピカソ美術館 © GrandPalaisRmn (musée national Picasso-Paris)/ Adrien Didierjean / distributed by AMF

08 闘牛

ピカソは生涯を通じて闘牛を重要なテーマとし、その力強さに焦点を当て続けました。1930年代には牡牛が馬や闘牛士を襲う激しく悲劇的な瞬間を好んで描き、闘牛場を生と死、あるいは性と死が交錯する象徴的な劇場として表現しました。一方、ヴァロリスに滞在した戦後に制作した軽快な筆致の版画の連作〈ラ・タウロマキア〉では、闘牛の儀式の躍動感や祝祭性を巧みに捉えています。

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パブロ・ピカソ《コリーダ:闘牛士の死》1933年、パリ国立ピカソ美術館 © GrandPalaisRmn (musée national Picasso-Paris) / Mathieu Rabeau / distributed by AMF

09 ストライプ

1930年代にピカソはストライプ模様を実験的に用いて、愛する女性たちの肖像を描きました。柔らかな曲線とパステル調の色彩で描かれたマリー=テレーズ・ワルテルは官能性と安らぎを象徴し、鋭角的な形と暖色で描かれたドラ・マールは強い存在感を示していました。しかし、スペイン内戦やファシズムの影が忍び寄ると、連作〈泣く女〉に代表されるように、戦争の苦しみや絶望を投影した哀愁的な表現へと変容します。

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パブロ・ピカソ《読書》1932年、パリ国立ピカソ美術館
© GrandPalaisRmn (musée national Picasso-Paris) / Mathieu Rabeau / distributed by AMF

10 戦時中

ピカソはスペイン内戦から第二次世界大戦にかけて、ファシズムや抑圧への抵抗を続けました。大作《ゲルニカ》(1937)は蛮行に対する告発の象徴です。ナチス占領下のパリで、不安と窮乏の中で、彼は「死」や「飢え」を暗示する作品を制作しました。肖像画では人体が歪められ、生者と死者が混ざり合うような非人間性を強調し、静物画では動物の死骸や頭蓋骨を暗い色調で描き人間の虚しさを表現しました。

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パブロ・ピカソ《室内のフクロウ》1946年、パリ国立ピカソ美術館 ©
GrandPalaisRmn(musée national Picasso-Paris) / Mathieu Rabeau / distributed by AMF

11一点もの

ピカソは1940年代後半、南仏のヴァロリスに定住し、陶芸に没頭しました。主にマドゥラエ房で制作された数千点に及ぶ作品は、水差しや皿に、女神、鳥、動物、闘牛士のモティーフを、ユーモア溢れる方法で施しました。熟練の職人と協力した、絵画、彫刻、工芸の境界を曖昧にした陶芸の実験は、晩年の芸術活動において喜びと生命力に満ちた中心的な役割を果たしました。

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パブロ・ピカソ《表面に牧神の頭、裏面に花が装飾された長方形の陶器の皿》1948年、パリ国立ピカソ美術館 © GrandPalaisRmn
(musée national Picasso-Paris)/ Adrien Didierjean / distributed by AMF

12 《草上の昼食》

1950年代、ピカソは西洋美術の巨匠エドゥアール・マネの絵画《草上の昼食》(1863)の再解釈に取り組みました。27点の絵画や約140点のデッサンを含むこの連作において、彼は古典的な構図を解体し、人物の配置やポーズを大胆に変容し、絵画の平面性と装飾性を追求しました。この探求は三次元へと広がり、厚紙の模型をコンクリートで巨大化させた彫刻作品へと結実します。

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パブロ・ピカソ《草上の昼食(マネに基づく)》1960年、パリ国立ピカソ美術館 © GrandPalaisRmn(musée national Picasso-Paris) / Mathieu Rabeau / distributed by AMF

13 ピカソのボーダーシャツ

メディアで彼のイメージが本格的に固まったのは報道写真が興隆をきわめ、テレビが登場した第二次世界大戦後のことでした。すなわち白髪の薄い頭でボーダーシャツを着た男性、というイメージです。このイメージを決定的なものとした写真家ロベール・ドアノーによるポートレートは、ピカソが南仏のカンヌやヴァロリスで陶芸に熱中していたころに撮影されました。

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14 晩年:1969—1972

ピカソは 1961年以後、南仏ムージャンで過ごし、ここでも精力的に絵画や版画の制作を続けました。最晩年の並外れた創造性と生産性は大きな特徴です。このころ彼は、以前よりも筆の動きが自由になり、人物像を好んで主題に取り上げました。晩年の作品でも衰えを見せない技量を見せつけ、これらの絵画は新世代の画家たちにも大きな影響を与えました。

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15 展覧会のピカソ

ピカソのキャリアにおいて、数々の展覧会は彼の名声を世界的なものにする重要な役割を果たしました。1901年のパリでの初個展から、晩年の1970年のアヴィニョンでの大規模な個展に至るまで、展覧会ポスターは街中に掲げられることで芸術活動を大衆へ開放する役割を担いました。「ポスターの集積」に着想を得たスミスは、ピカソの膨大なエネルギーを象徴する展示空間を創出しました。

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パブロ・ピカソ《ポンポン帽子と柄ブラウスを着た女の肖像》1962年、パリ国立ピカソ美術館 © GrandPalaisRmn (musée national Picasso-Paris) / Adrien Didierjean / distributed by AMF

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