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ID:75354

currents / undercurrents -いま、めくるめく流れは出会って "currents / undercurrents : Bringing together the endless flow"

Venue

青森公立大学 国際芸術センター青森

Aomori Contemporary Art Centre

Period

2024年4月13日(土)-9月29日(日)
前期:2024 年4月13日(土)- 6 月30日(日)
後期:2024 年7月13日(土)- 9 月29日(日)

前期:2024 年4月13日(土)- 6 月30日(日)
後期:2024 年7月13日(土)- 9 月29日(日)

Exhibition Outline

currents / undercurrents -いま、めくるめく流れは出会って currents / undercurrents -イマ、メクルメクナガレハデアッテ

"currents / undercurrents : Bringing together the endless flow"

古くからヒトをはじめとする生き物たちは、自然環境の影響を受けながら、移動を続けることで生きてきました。生まれた場所、定住する場所、訪れた場所、そしてこれから行く場所は、今たまたまの現在地である青森と、どのようにかかわり合うのでしょうか。そして様々な場所の環境や、生命などの存在、歴史や記憶と私たちはいかに語り合い、時に交差し、つながり直しながら、生きていくことが可能なのでしょうか。
表現活動を行う人々が全世界から集う場である国際芸術センター青森で行う本展には、「現在」という意味をもちながら、海流や気流をはじめとして、ある一定の方向に動く水や空気、電流などの変わり続ける流れを示す「current」と、表面や他の流れの下にある目に見え難い流れや暗示を意味する「undercurrent」をキーワードに、場所とかかわり合いながら表現をつむぎ出す国内外のアーティスト、そして青森ゆかりの表現の数々が集います。加えて、会期半ばで展示替えをすることで、一度限りでない場所への働きかけや、変化し続ける「いま」をこの場に取り込むことを試みます。
それぞれの表現が発生させる流れや渦のようなものが、出会い混ざり合うことで、また新たなパターンが無数に生成させていく…展覧会という「徒歩旅行」を通して、私とあなたの現在地を確かめながら、変わり続ける物語の意味を、ここで少しだけ分かち合うことができたら幸いです。

ジュマナ・エミル・アブード(Jumana Emil ABBOUD)、青野文昭、岩根愛、是恒さくら、工藤省治、光岡幸一、中嶋幸治、澤田教一、鈴木正治、ロビン・ホワイト(Robin WHITE)、アイヌの衣服(青森市教育委員会所蔵、後期のみの展示)
会場構成 山川陸
キュレーター 慶野結香

Sponsership and Cooperation
助成/芸術文化振興基金
協賛/株式会社吉田産業、有限会社大平建設、青森ひばショップ イアモク
協力/アジアン・カルチュラル・カウンシル、株式会社ブルージエイ 山ノ手写真、Cyg art gallery、日本カメラ博物館、McLeavey Gallery、青森市教育委員会、AIRS(アーティスト・イン・レジデンス・サポーターズ)、青森公立大学芸術サークル
後援/ニュージーランド大使館、青森テレビ、RAB青森放送、青森朝日放送、青森ケーブルテレビ、エフエム青森、ABHラジオ、東奥日報社、陸奥新報社、デーリー東北新聞社
Closing Days
会期中無休
Admission (tax included)
入場無料
Exhibition Website
https://acac-aomori.jp/program/2024-1/[Open in new window]

Events

■是恒さくら 共同制作「うつろいのあいだを繕う~石になる鯨、貝になるイルカ」
季節のうつろいとともに回遊する鯨やイルカは青森県内の伝説にも登場します。石に姿を変えたり、かつての貝採りの記憶と重なる伝説や伝承の鯨やイルカたちは、今ここにある風景と広い海の間を行き来し、橋渡しするようです。鯨類と人の絡まりの物語を集め、刺繍作品として表現してきたアーティスト・是恒さくらの共同制作では、伝説や伝承の中の鯨やイルカのイメージのうつろいを参加者のみなさんと刺繍やアップリケで表現し連ねていき、大きな鯨の体となるパッチワークを作ります。1回だけの参加も歓迎です。
内容:国際芸術センター青森ACACで集めたハギレや古布を用い、20cm四方程度の布にアップリケや刺繍で是恒が描いた「うつろうかたち」の図案を縫い取ります。さまざまな布や糸から参加者それぞれ使いたい素材を選び、一人一人異なるイメージに仕上げます。
日時:2024年3月13日(水)、16日(土)、20日(水・祝)、23日(土)、27日(水)、30日(土)13:00-16:00
場所:創作棟ワークショップスタジオ
対象:どなたでも ※ 無料、予約不要
持ち物:あればご自身の裁縫道具など

■青野文昭 トーク「表現の『道・の・奥』を言葉にする」
仙台に生まれ、同地を拠点として活動を続ける青野文昭は、学生時代からみちのく最果ての青森を訪れ、「なおす」行為を通して、東北地方に向けられてきた価値観を日常的な視点から刷新しようとしてきました。本展のために制作された大型立体作品で、「みちのく」なるものに対する応答を行っている青野が、資料なども参照しながら、完成した自作の解説を試みます。
青野文昭 トーク「表現の『道・の・奥』を言葉にする」
日時:4月13日(土)14:30-16:00
会場:展示棟 ラウンジ ※無料、申込不要

■是恒さくら 共同制作/刺繍カフェ「大きな鯨の小さなかけら」
本展会期前に行っていた共同制作を、前期の会期中は「刺繍カフェ」として展覧会ラウンジで行い、みなさんが作る刺繍やアップリケをギャラリーに展示されている大きなパッチワークの鯨に加えていきます。縫い方を少し練習してから作ることもできますので、手芸初心者の方もお気軽にご参加いただけます。会期終了後、希望者には制作した部分を返却します。
是恒さくら 共同制作/刺繍カフェ「大きな鯨の小さなかけら」
日時:4月20日(土)、5月11日(土)、25日(土)、6月8日(土)、22日(土)13:00-16:00(所要時間は30-60分ほど)
会場:展示棟ラウンジ ※無料、申込不要

■キュレーターツアー
本展覧会を企画した学芸員と一緒に、たまに感想を共有し合いながら、ギャラリー内で作品を鑑賞します。
キュレーターツアー
日時:前期|5月4日(土・祝)、後期|8月3日(土)10:30-11:30
集合:展示棟 ギャラリーA入口 ※無料、申込不要

■中嶋幸治 ワークショップ「リンゴの花と過ごす」
本展で、保存していたリンゴの花弁を左手に握りしめ、青森県平川市の自宅から、北海道札幌市にある街路樹までの「追悼の旅」をした中嶋幸治。このワークショップでは、春先に摘花された花弁を同じように握りしめて、自由に展覧会やACAC敷地内の散策を行います。
中嶋幸治 ワークショップ「リンゴの花と過ごす」
日時:5月5日(日・祝)14:30-(終了時間自由)
集合:展示棟 ギャラリーA入口 ※無料、申込不要

■光岡幸一 ワークショップ「徒然面構E倩(ツレツ゛レツラカ゛マエツラツラ)」
光岡幸一は、テープを使って街に文字を書く行為をライフワークのように行っています。今回は敷地内の好きなところに、テープで顔を描いてもらいます。制限時間は20分間。描き終わったらみんなでツアーをし、描かれた顔のことを考えていきましょう。天候によって顔の見え方が変わったり、顔が出現することで、いつもの風景が違って見えるかもしれません。
光岡幸一 ワークショップ「徒然面構E倩(ツレツ゛レツラカ゛マエツラツラ)」
日時:6月30日(日)14:30-16:00
集合:展示棟 野外ステージ(雨天決行) ※無料、申込不要

■海外アーティストによるトーク
後期のオープニングに合わせ、本展のために2-3ヶ月の滞在制作を行ったRobin WHITE(ロビン・ホワイト)とJumana Emil ABBOUD(ジュマナ・エミル・アブード)をはじめとするアーティストによる、自身の制作や活動、青森での滞在制作や新作に関するトークを行います。逐次通訳あり。
海外アーティストによるトーク
日時:7月13日(土)14:30-16:30
会場:展示棟ラウンジ ※無料、申込不要

■伊藤俊治 トーク「めくるめくパターンとイメージ」
美術史・写真史の枠組を超え、アートとサイエンス、テクノロジーが交差するする視点からイメージを捉えてきた美術史家・美術評論家の伊藤俊治氏を迎え、唐草文様などを例に、関係と流れのなかに生じるパターンやイメージについて伺います。また後半では、写真家の岩根愛とアーティストの中嶋幸治が加わり、本展で感じたイメージの可能性について言葉を交わします。
伊藤俊治 トーク「めくるめくパターンとイメージ」
日時:7月14日(日)14:30-16:00
会場:展示棟ラウンジ ※無料、申込不要

■是恒さくら×昆政明 対談「大きな鯨を囲んで―流れ寄るモノとイメージを語る」
鯨類と人の絡まりの物語を集めるため、世界各地を旅している是恒さくら。今回は青森県内の伝説や伝承、信仰や近代化がもたらした鯨やイルカのイメージの変遷に着目し、作品制作を行っています。長年、青森県立郷土館に勤務し民俗学、船舶史を専門とする昆政明氏(神奈川大学特任教授)をお招きし、青森に流れ寄る物事を語り合います。また対談後は、是恒さくらの作品を一緒に鑑賞します。
是恒さくら×昆政明 対談「大きな鯨を囲んで―流れ寄るモノとイメージを語る」
日時:7月20日(土)14:30-16:00
会場:展示棟ラウンジ ※無料、申込不要

■山川陸×慶野結香 ツアー「あちらの流れをたどる」
本展の会場構成を担ったアーティストの山川陸は、建築の思考をベースとしたツアーパフォーマンスで土地と人の関りを考察し続けてきました。このツアーでは、本展キュレーターと共に、展示作品群の背景を手がかりにしながら、様々な人や歴史の姿を青森市街地で探すことで、展覧会が扱う事柄のひろがりを体験します。
山川陸×慶野結香 ツアー「あちらの流れをたどる」
日時:7月21日(日)10:00-13:00 定員10名
集合:青森駅周辺(申込者に連絡します) ※無料、要申込

■岩根愛×町口覚トーク「唯一無二の写真と、写真集のために」
ハワイと福島、二つの土地をつなぐ「ボンダンス」に着目し、12年間撮りためた『KIPUKA』(2018年、第44回木村伊兵衛賞受賞)、コロナ禍で人間が排除された東北の桜を撮影した『A NEW RIVER』(2020年)など、写真集の制作を協働してきた写真家の岩根愛と、写真集の造本設計で知られるグラフィックデザイナー/パブリッシャーの町口覚氏。最新作《The Opening》はじめ、写真集の刊行を予定している本展出品作の今後の可能性を探ります。
岩根愛×町口覚 トーク「唯一無二の写真と、写真集のために」
日時:7月28日(日)14:30-16:00
会場:展示棟ラウンジ ※無料、申込不要

■クロージングイベント 是恒さくら「くじらびらき」
共同制作で縫われた是恒さくらの本展出品作品。鯨の胴体を模した部分を解き、布の中に納められたもち米を取り出して、餅つきを行い、振舞います。午前中から準備をしていますので、見学やお手伝いも歓迎です。
クロージングイベント 是恒さくら「くじらびらき」
日時:9月29日(日)12:00-(なくなり次第終了)
会場:展示棟野外ステージ ※無料、申込不要

■Maher Shalal Hash Baz ライブ「山の上の連絡船」
工藤冬里を中心とした実験音楽バンド、Maher Shalal Hash Baz(マヘル・シャラル・ハシュ・バズ)の野外ライブを行います。展示棟内では、工藤の父・工藤省治の作品を展示中。出演者に限らず、楽器や音の出るものを持参すれば、演奏にもご参加いただけます。Maher Shalal Hash Baz ライブ「山の上の連絡船」
日時:6月15日(土)13:00-15:00
会場:展示棟 野外ステージ(雨天決行) ※無料、申込不要

Access Information

青森公立大学 国際芸術センター青森 コクサイゲイジュツセンターアオモリ

Aomori Contemporary Art Centre

Address
〒030-0134
青森市合子沢字山崎152-6
Website
https://www.acac-aomori.jp/[Open in new window]
Updated Date:2024.6.26
Created Date:2024.1.10

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