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アーティスト・ワークショップ「てぶくろのなかにいるどうぶつはなあに?」

絵本作家のたちもとみちこさんを講師に迎えて、国立新美術館教育普及室インターンの発案・企画によるワークショップを開催しました。
5歳から小学6年生までの子どもたちとその家族を対象に、2回実施されたこのワークショップで題材にしたのは、世界的に有名なウクライナの民話「てぶくろ」。日本でも長く愛され、読み継がれてきた物語です。寒い冬の日、男の子が落とした手袋の中に大小さまざまな動物たちが次々と入っていき、そして…。たちもとさんの絵本『てぶくろ』(ブロンズ新社、2005年)の読み聞かせから始まったワークショップでは、参加者が手袋の中に現れる動物たちの様子を想像し、画用紙や布地、フェルトボールなど色とりどりの素材を使ってユニークな動物を制作しました。制作後は、手袋が描かれた大きなタペストリーに動物たちを順番に貼り付けていき、魅力的なキャラクターの動物が集合して今にも飛び出してきそうな、新しい「てぶくろ」の世界が生まれました。

コロナ禍を経て、児童を対象とした対面式のワークショップが約3年ぶりに開催されたこの日、会場内には彩り豊かな絵本の世界に触れた子どもたちの明るい声が響き、スタッフにとっては美術館活動の本格的な再開を実感する一日となりました。

日時 2023年3月18日(土)
①10:00~12:00 ②14:00~16:00
講師 たちもとみちこ(絵本作家・イラストレーター)
会場 国立新美術館 別館3階多目的ルーム
対象 5歳から小学6年生までの児童とその家族
参加費 無料
参加人数 13組31人(全2回)

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