ID:9534
特別展 楽しい版画
会場
笠岡市立竹喬美術館
Chikkyo Art Museum, Kasaoka
会期
2005年9月10日(土) ~ 2005年11月27日(日)
展覧会概要
特別展 楽しい版画 トクベツテン タノシイハンガ
このたび笠岡市立竹喬美術館と稲沢市荻須記念美術館では、「楽しい版画」展を開催いたします。
この展覧会は、Ⅰ.近代版画の技法と歩み、Ⅱ.版画技法に魅せられて‥‥の二部の構成により形づくられます。第一部では、版画技法の多様性に着目して、木版画、銅版画、リトグラフ、シルク・スクリーンなどの技法ごとに日本と諸外国の名作を紹介して、近代版画の歴史を跡づけます。具体的な作家として、日本では田中恭吉、恩地孝四郎、長谷川潔、棟方志功、谷中安規、浜口陽三、駒井哲郎、斉藤清、浜田知明、池田満寿夫等、外国ではルオー、ドーミエ、ピカソ、ミロ、クレー、カンディンスキー、マチス、イヴ・タンギー、サム・フランシス、アンディ・ウォーホル等を取り上げます。そしてこの展示にあわせて、小中学生や一般を対象とする版画制作のワークショップを設けて、版画技法の限りなき可能性を探っていただきます。
また、第二部においては、いわゆる版画家ではない、洋画家、日本画家、彫刻家たちの版画への挑戦に着目して、彼らの版画制作の喜びとその成果を紹介します。具体的には、萬鉄五郎、荻須高徳、小磯良平、小野竹喬、髙山辰雄、戸張孤雁等を取り上げます。これら異種の領域からの版画への参入は、創作版画のオリジナリティーという観点から慎重な判断を下さなければなりませんが、この点についてもこの際に検討したいと考えています。この第二部については、開催する二館が日本画家と洋画家による記念美術館であることを認識して、特に設定したものです。
このように今回の企画では、従来の通史的な近代版画の展覧会ではなく、「版画制作の楽しさと喜び」という点を重視して、来館者が鑑賞の感動を制作へと転化できる契機を多く備えた内容にいたします。そのために、先に挙げた各種のワークショップとともに、ギャラリートークや講演会をたびたび開催して、濃やかな理解を得られるようにしました。内外の代表的な版画作品、約120点を一堂に集めるこの機会に、版画芸術の魅力とともにその制作の楽しさを十二分に味わっていただければ幸いです。
- 主催者
- 笠岡市立竹喬美術館/稲沢市荻須記念美術館
- 休催日
- 毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)
- 観覧料
- 一般 800円(650)
高校生 500円(350)
市外の小中学生 300円(150)
( )内は団体20名以上
前売は一般のみ700円
- 展覧会ホームページ
- http://www.city.kasaoka.okayama.jp/site/museum/
- 展覧会問合わせ先
- TEL 0865-63-3967 FAX 0865-63-4496
会場情報
笠岡市立竹喬美術館 カサオカシリツチッキョウビジュツカン
Chikkyo Art Museum, Kasaoka
- 会場住所
-
〒714-0087
笠岡市六番町1-17 - ホームページ
- https://www.city.kasaoka.okayama.jp/site/museum/
登録日:1999年3月31日