ID:9154
歴史浪漫―源平の時代―展
会場
茨城県近代美術館
The Museum of Modern Art, Ibaraki
会期
2006年2月11日(土) ~ 2006年3月21日(火)
展覧会概要
歴史浪漫―源平の時代―展 レキシロマン―ゲンペイノジダイ―テン
【趣旨】
源平の時代、貴族から武士への転換点となった激動の時代に、多くのヒーロー、ヒロインが舞台に登場し、あるいは去っていきました。『平家物語』につづられた、時代の主人公たちが織りなす平家の栄枯盛衰、源平争乱の物語は、何世代にもわたり語り継がれ、さらに能や歌舞伎の題材となるなど、日本の芸術文化の中で大きな位置を占めてきました。美術の世界でも古くから好画題とされてきた『平家物語』は、明治時代以降も盛んに描かれ、実証的な考証や作者による独自の物語解釈をとおして、個性的で多彩な表現が生まれてきました。
本展では、『平家物語』をはじめ、その異本である『源平盛衰記』や源義経の生涯を描く『義経記』、さらに南北朝時代の動乱を描いた『太平記』など、源平の時代を中心とする武士たち、あるいはその時代を共に生きた女性たちの物語を、近代日本画家がどのように描いてきたのか、79点の作品により紹介いたします。
【みどころ】
日本画家たちは、『平家物語』など軍記物につづられた数々のエピソードを描くに際し、甲冑や風俗を実証的に研究したり、物語の記述を読み解くといった基本的な作業に留まらず、登場人物の人間性やその内面にまで迫り、物語の場面を想像力豊かに思い描いていきました。作者の脳裏に広がっていた物語の世界を作品を通じて共有し、その裏に秘められた登場人物たちが織りなすロマンまでも感じてもらえるような展示会です。美術作品を通じて、文学や歴史にまで興味関心が広がる内容の多彩さも展示会の魅力の一つといえます。
- 主催者
- 茨城県近代美術館
- 休催日
- 2月13(月)、3月6日(月)
- 観覧料
- 一般 830(700)円
大高生 580(470)円
中小生 350(230)円
※( )内は20名様以上の団体料金 - 展覧会ホームページ
- http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 茨城県近代美術館Tel.029-243-5111
会場情報
茨城県近代美術館 イバラキケンキンダイビジュツカン
The Museum of Modern Art, Ibaraki
- 会場住所
-
〒310-0851
水戸市千波町東久保666-1 - ホームページ
- https://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/
登録日:1999年3月31日