ID:9085

京都寺社伝来の名刀

会場

京都国立博物館

Kyoto National Museum

会期

2006年1月2日(月) ~ 2006年2月12日(日)

展覧会概要

京都寺社伝来の名刀 キョウトジシャデンライノメイトウ

何かの祈願のため、神や仏に刀剣を奉納することは、古代まで遡ることのできる風習です。それは、刀剣そのものに魂が宿るという観念や、不動明王など密教仏の象徴が剣であるといった考え、神が用いる道具を宝物として奉献した古神宝など、さまざまな宗教的意味合いが込められています。
京都にある社寺にも、少なからざる刀剣が奉納され、今に伝わっています。この度の特集陳列では、当館に寄託された刀剣の中から、名刀と呼ぶべき品々を紹介します。なかで最も古いものは、平安時代前期まで遡る黒漆大刀(重文、鞍馬寺蔵)で、坂上田村麿の佩刀と伝えます。そのほか、鎌倉時代、源氏ゆかりの太刀(重文、大覚寺蔵)や、織田信長が桶狭間合戦で今川義元から分どったという刀(重文、建勲神社蔵)、豊臣秀吉奉納と伝え「笹丸」と号する黒漆太刀(重文、愛宕神社蔵)、江戸幕府によって京都祇園社の三柱の祭神に奉納された太刀と宝剣(太刀は重文、八坂神社蔵)など、見ごたえ十分です。また最近、石清水八幡宮の宝物調査で発見されたインドネシアの宝剣、クリスも公開します。
これらの品々より、京都社寺の歴史の奥深さに目を見張られることと思います。ご期待ください。

休催日
毎週月曜日(ただし、月曜日が祝日又は振替休日となる場合は開館し、翌火曜日を休館とします。)
観覧料
大人420(210)円
大学・高校生130(70)円
中学生以下は無料
※( )内は20名以上の団体料金
※障害者の方と介護者(同人数)及び70歳以上の方は無料となります。(障害者手帳、年齢を証明するもの等が必要)
展覧会ホームページ
http://www.kyohaku.go.jp/
展覧会問合わせ先
075-525-2473(陳列案内) 075-541-1151(代表)

会場情報

京都国立博物館 キョウトコクリツハクブツカン

Kyoto National Museum

会場住所
〒605-0931
京都市東山区茶屋町527
ホームページ
https://www.kyohaku.go.jp/
更新日:2010年10月8日
登録日:1999年3月31日