ID:8981

絵になった富士山

会場

山梨県立美術館

Yamanashi Prefectural Museum of Art

会期

2005年6月18日(土) ~ 2005年7月24日(日)

展覧会概要

絵になった富士山 エニナッタフジサン

「一富士二鷹三茄子」は徳川家康が述べた言葉といわれますが、富士山は今でも目出度いもの、縁起の良いものの代表です。平安中期までの富士山は目出度いと言うよりは、噴火を起こし、噴煙を上げ続ける畏怖すべき崇高な霊山でした。絵に描かれるようになったのは平安時代からで、説話や物語絵の一場面にとりあげられました。室町時代には富士山そのものを主題とした作品が描かれます。江戸時代には、富士講などが盛んになり、伝統的な絵画のほか、浮世絵や南画、洋風画、工芸美術にまで幅を広げました。明治以降も、日本画、洋画、版画、工芸と様々な分野で、多くの作家たちが描き続けています。
本展では室町末期の《富士八景図》や江戸時代の狩野派の《富士図》、歌川広重の《不二三十六景》、明治期の富岡鉄斎、野口小蘋、更には横山大観、近藤浩一路、穴山勝堂などの日本画、川村清雄、梅原龍三郎らの洋画、川瀬巴水、萩原英雄の版画など様々な作家による富士を描いた作品が展示されます。約150点の作品により、絵になった富士山の尽きせぬ魅力と作家による表現の違いを充分にご堪能していただければ幸いです。

主催者
山梨県立美術館
休催日
6月20日、27日、7月4日 11日、19日
観覧料
一般500円(400)
大・高生210円(160)
中・小生100円(80)
※( )は20名以上の団体料金
※小・中・高等・中等教育・特殊教育諸学校生は土曜日無料
展覧会ホームページ
http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/contents/
展覧会問合わせ先
055-228-3322

会場情報

山梨県立美術館 ヤマナシケンリツビジュツカン

Yamanashi Prefectural Museum of Art

会場住所
〒400-0065
甲府市貢川1-4-27
ホームページ
http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/
更新日:2010年9月30日
登録日:1999年3月31日