ID:8786

常設展Ⅳ

会場

北九州市立美術館

Kitakyushu Municipal Museum of Art

会期

2005年12月24日(土) ~ 2006年4月2日(日)

展覧会概要

常設展Ⅳ ジョウセツテン4

■東洋美術コーナー:日本らしさ?-日本画を中心に2
前回に引き続き、「日本らしさ」を考える一つの手がかりとして、日本画を中心に特集展示します。第2回目の今回は、前回よりももう少し時代を遡り、19世紀生まれの作家を中心に焦点を当て、水墨画・浮世絵等のジャンルも踏まえながら日本固有の美術の文脈を探ります。

■近代美術コーナー:よ~く見くらべる
エドガー・ドガ《マネとマネ夫人像》、クロード・モネ《睡蓮、柳の反影》、ピエール=オーギュスト・ルノワール《麦わら帽子を被った少女》ほか、西欧・日本近代美術の名品をご紹介します。表現の違いや作品の特徴を比較しながら鑑賞できるよう、作品を対比させて展示します。

■郷土作家コーナー:福田新生-アノニマスへの眼差し、清田雄司-アニミズムの視点
福田新生(1950-1988)は小倉出身の画家で主に日展で作品を発表し、その審査員も務めていました。福田は社会の中の名も無き(アノニマスな)人々視線を向け、黙々と日々の生活を営む彼らの姿を、朴訥さと力強さを備えた画風で描き出しています。この展示では1950~70年代の作品約15点を紹介します。
清田雄司(1931-)は八幡出身の版画家で現在は奈良県に在住しています。清田の作品では、日本の伝統的な技法である木版画によって、見渡す限りの大地や樹木の雄々しい姿などが活き活きと表現され、人智の及ばない自然界の圧倒的な力強さや美しさに思いを起させてくれます。

■テーマ・コーナー:具象と抽象のはざまで
抽象画はしばしば分かりにくいと言われますが、当館の所蔵する抽象絵画には具象と抽象の狭間を行く表現を持つものが多くあります。確かに難しいかもしれませんが、そうした作品からは抽象的な表現から具体的なモチーフを読み取る楽しみがあります。今回は海老原喜之助、今西中通、宇治山哲平、寺田政明の抽象的な作品の中から、浮かび上がってくる具象の影をさぐります。

■現代美術コーナー:かたちかたちかたち
アートにはわれわれの意識を日常から解き放つ作用があります。なかでも、同じような形状の図案が規則正しく並び、空間を埋め尽くしてできた作品空間には、それを見るひとの感覚を高揚させるところがあります。祐成政徳、江上計太、中ザワヒデキの作品で、その面白さを味わってみてください。
祐成政徳《OPUS》・・・

主催者
北九州市立美術館
休催日
毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日が休館)、平成17年12月29日-平成18年1月1日
観覧料
一 般 150(100)円
高大生 100(80)円
小中生 50(40)円
展覧会ホームページ
http://kmma.jp/
展覧会問合わせ先
北九州市立美術館 Tel.093-882-7777

会場情報

北九州市立美術館 キタキュウシュウシリツビジュツカン

Kitakyushu Municipal Museum of Art

会場住所
〒804-0024
北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1
ホームページ
http://www.kmma.jp
更新日:2010年5月24日
登録日:1999年3月31日