ID:8672
没後25年 八木一夫展
会場
岐阜県現代陶芸美術館
Museum of Modern Ceramic Art, Gifu
会期
2005年10月8日(土) ~ 2005年12月11日(日)
展覧会概要
没後25年 八木一夫展 ボツゴ25ネン ヤギカズオテン
本展覧会は、戦後間もない時代、陶芸界にオブジェ作品という新たな方向性を示 し、海外にも広く名を知られた八木一夫の活動を、初期から晩年に至る約300点の作品を通じて回顧するものです。
八木一夫は1918年、京都の陶芸家八木一艸の長男として生まれます。1948年、鈴木治ら前衛的な陶芸家と走泥社を結成しますが、初期には中国や朝鮮の陶磁に興味を持つ一方で、抽象主義、キュビズム、シュルレアリスムなどを研究し、抽象絵画の意匠を施した白化粧の作品を制作しました。しかし1950年代、イサム・ノグチや前衛生花との出会いなどを契機に、八木は一つの記念碑的作品、「ザムザ氏の散歩」を発表します。これが、後世につながるいわゆる「オブジェ焼き」の原点となりました。
その後も八木は、黒陶による無機的な造形、本や手などの具象を取り入れた観念的な表現など、1979年に急死するまで常に陶芸家として前線にたち、鋭い感性に裏打ちされた鮮烈な作品を発表し続けました。生涯を陶芸家として過ごし、美に対する鋭敏な感覚と深い知性を備えた、まれに見る才能の人、八木一夫の幅広い作域は単に陶芸界のみならず、美術界全般に示唆に富むものとなるでしょう。
- 主催者
- 岐阜県現代陶芸美術館、日本経済新聞社、NHK岐阜放送局
- 休催日
- 月曜日(月曜日が休日の場合は翌日)ただし10月16日(日)までは無休
- 観覧料
- 個人 一般 800円、大学生 600円
団体(20名以上) 一般 700円、大学生 500円
*高校生以下は無料となります。
- 展覧会ホームページ
- http://www.cpm-gifu.jp/museum/
- 展覧会問合わせ先
- Tel.0572-28-3100
会場情報
岐阜県現代陶芸美術館 ギフケンゲンダイトウゲイビジュツカン
Museum of Modern Ceramic Art, Gifu
- 会場住所
-
〒507-0801
多治見市東町4-2-5 (セラミックパークMINO内) - ホームページ
- https://www.cpm-gifu.jp/museum
登録日:2003年4月24日