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歌川国芳 武者絵・戯画展

―こいつぁ春から縁起がいゝわい―

会場

北九州市立美術館分館

Kitakyushu Municipal Museum of Art, Riverwalk Gallery

会期

2005年12月10日(土) ~ 2006年1月15日(日)

展覧会概要

歌川国芳 武者絵・戯画展 ウタガワクニヨシ ムシャエ・ギガテン ―こいつぁ春から縁起がいゝわい―

幕末の浮世絵師である歌川国芳(1797-1861)は、江戸日本橋に生まれた。当時の一大流派である歌川派に属しながらも独自の画風を追求し、江戸の市民に絶大な人気を得た。役者絵や美人画など、浮世絵で描かれるあらゆる分野を広く手がけた。
『通俗水滸伝豪傑百八人之一個』のシリーズを発表し武者絵のジャンルを確立すると、「武者絵の国芳」の異名を取り、一流絵師へと駆け上った。水滸伝に登場する豪傑たちを一枚絵の中に画面いっぱいに扱った、躍動感あふれるこの一連のシリーズは人々の心を捉え、大好評を博した。さらに、三枚続きの作品を一つの画面としてとらえた「ワイドスクリーン」の構図を考案し、よりダイナミックな表現を可能にした。幕府の厳しい取り締まりに対し、持ち前の反骨精神で「源頼光公館土蜘蛛作妖怪図」や「荷宝蔵壁のむだ書」などを制作し、鋭く社会を風刺している。
また戯画にも長じ、猫をはじめとする、動物を擬人化したものや、「みかけはこはゐがとんだいゝ人だ」に代表される寄せ絵のシリーズなど、ウィットに富んだ作品を次々に発表した。その大胆な表現、警抜な着想、独特の遊び心は、近年再び評価が高まっており、今最も注目されている浮世絵師の一人である。
本展覧会では、国芳の画業の二大支柱ともいえる“武者絵“と”戯画“を中心に、国芳の魅力の全貌に迫る。

主催者
北九州市立美術館 朝日新聞社
休催日
12月29日-1月1日
観覧料
一般 800円(600円)
高大生 600円(400円)
小中生 400円(300円)
※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金
※市内在住の65歳以上の方は無料。(年長者施設利用証をお持ちください)
展覧会ホームページ
http://kmma.jp/
展覧会問合わせ先
北九州市立美術館分館 Tel.093-562-3215

会場情報

北九州市立美術館分館 キタキュウシュウシリツビジュツカンブンカン

Kitakyushu Municipal Museum of Art, Riverwalk Gallery

会場住所
〒803-0812
北九州市小倉北区室町1-1-1 リバーウォーク北九州5階
ホームページ
http://www.kmma.jp
更新日:2010年5月24日
登録日:2004年8月18日