ID:8627
【特別公開】興福寺創建1300年記念国宝 仏頭
会場
東京国立博物館
TOKYO NATIONAL MUSEUM (UENO PARK)
会期
2005年9月21日(水) ~ 2005年10月16日(日)
展覧会概要
【特別公開】興福寺創建1300年記念国宝 仏頭 トクベツコウカイ コウフクジソウケン1300ネンキネン コクホウ ブットウ
国宝 仏頭について
昭和12年(1937)10月30日、解体修理中の興福寺東金堂本尊薬師如来の台座の中で、仏像の頭部が発見されました。これは鎌倉時代の興福寺復興期に、東金堂の本尊であった如来の頭部で、もとは飛鳥の山田寺講堂の本尊でした。
山田寺は大化改新で活躍した蘇我倉山田石川麻呂が建てた寺です。そしてこの如来像は、謀反の疑いをかけられて自害した石川麻呂の冥福を祈って、石川麻呂の没後につくられたものです。
この像は銅の表面に鍍金(金メッキ)をして仕上げる金銅仏で、天武7年(678)に鋳造を開始し、天武14年(685)に完成供養されたという記録が残っています。応永18年(1411)の興福寺東金堂火災の際に焼失したとされていましたが、頭部だけが奇跡的に生き延びていたのです。
その目鼻立ちはすっきりとして美しく、遠方を見つめるようなまなざしはおおらかで、青年のようなみずみずしさにあふれています。初唐文化の影響をうけ、古代日本に新たな境地を開いた白鳳美術の代表といえるでしょう。
- 主催者
- 東京国立博物館、興福寺、日本経済新聞社
- 休催日
- 月曜休館 ただし、10月10日(月・祝)は開館、翌11日(火)休館
- 観覧料
- 一般420(210)円、大学生130(70)円、高校生以下と満65歳以上の方は無料(要証明)
※( )内は20名以上の団体料金です。
※障害者とその介護者1名は無料です。入館の際障害者手帳などをご提示下さい。 - 展覧会ホームページ
- http://www.tnm.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 03-5777-8600(ハローダイヤル)
会場情報
東京国立博物館 トウキヨウコクリツハクブツカン[ウエノコウエン]
TOKYO NATIONAL MUSEUM (UENO PARK)
- 会場住所
-
〒110-8712
台東区上野公園13-9 - ホームページ
- https://www.tnm.jp
- 問い合わせ先
- 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
登録日:1999年3月31日