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雜賀雄二と軍艦島 月の道―Borderland Saiga Yuji & Gunkanjima
会場
長崎県美術館 常設展示室第1室
Nagasaki Prefectural Art Museum
会期
2026.10.22 thu.~2027.1.24 sun.
展覧会概要
雜賀雄二と軍艦島 月の道―Borderland サイガユウジトグンカンジマ ツキノミチ―Borderland
Saiga Yuji & Gunkanjima
長崎の沖合に浮かぶ端島(通称・軍艦島)は、明治期以降、海底炭坑によって繁栄の一途をたどりました。日本初の鉄筋コンクリートによる高層集合住宅が建てられ、最盛期の1960年前後の人口密度は、東京の十倍を超えていたともいわれています。
本展では、軍艦島で二十数年にわたって撮影を続けた写真家・雜賀雄二(1951-)の二つのシリーズを紹介します。
大学で写真にのめり込んだ雜賀は、キリシタン文化に興味を持ったのをきっかけに長崎を頻繁に訪れていましたが、1974年1月、テレビで軍艦島が近々閉山されるというニュースを偶然に見て、ただちに軍艦島へと渡りました。そこは雜賀にとって少年時代に百科事典で知って以来、憧れの島だったのです。以後、無人になるまでの3か月間、雜賀は島で撮影を続けました。
1984年7月、10年振りに雜賀は廃墟となった軍艦島に再び立ちます。さまざまな生活の痕跡を残しながら住み手を失った島は、抜け殻の都市そのものでした。しかし島は雜賀を魅了しました。残されたモノたちは、風化の途上にありながら、不思議にも輝いていました。棄てられたことでモノは人の支配から解き放たれ、自由を獲得し新たな生を始めたように思えたのです。「島は深く眠っているように見えながら、本当は無人となった日を契機に、目醒めていったのだ」と雜賀は記しています。廃墟への月並みな先入観ではない、「死を生きる島」という概念が『軍艦島―棄てられた島の風景』を生みました。
『月の道―Borderland』(1988~91年撮影)は、島を囲む岸壁上を時計回りと反時計回りでたどりながら、月の光だけの長時間露光で撮影されました。独りで島に寝泊まりをするうちに体験、思考した死生観を、現実の海、岸壁、軍艦島に重ねて視覚化した作品です。
雜賀の作品によって島は世に知られ、軍艦島ブーム、廃墟ブームという大きな波が派生しました。
(本展に出品された全99点は、長崎県美術館が2025年度に新たに収蔵したものです。)
- 主催者
- 長崎県、長崎県美術館
- 協賛・協力等
- 後援:長崎市、長崎県教育委員会、長崎市教育委員会
- 休催日
- 10月26日(月)、11月9日(月)、24日(火)、12月14日(月)、28日(月)~2027年1月1日(元日)、12日(火)、25日(月)
- 開催時間
- 10:00 ~ 20:00
- (1月2日、3日は18:00まで)
※最終入場は閉館の30分前まで - 観覧料
- 一般 420 (340) 円、大学生・70歳以上 310 (250) 円、小中高生 210 (170) 円
- ※( )内は15名以上の団体料金
※県内在住の小・中学生は無料
。
※学校行事の一環として、県内の小・中・高・特別支援学校生が利用する場合は、引率の教員を含め、無料。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、障害者福祉サービス受給者証、地域相談支援受給者証、特定疾患医療受給者証、特定疾患(指定難病)医療受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証の提示者および介護者1名は無料。 - 展覧会ホームページ
- https://www.nagasaki-museum.jp/archives/exhibition_post/31184
イベント情報
アーティストトーク(当日受付)
日時|2026年11月23日(月・祝)
14:00~16:00(開場13:30)
会場|ホール
講師|雜賀雄二(写真家)
定員|100名
参加費|無料
会場情報
長崎県美術館 ナガサキケンビジュツカン
Nagasaki Prefectural Art Museum
- 会場住所
-
〒850-0862
長崎市出島町2-1 - ホームページ
- https://www.nagasaki-museum.jp/
登録日:2026年10月20日