ID:80201

焼絵(やきえ) YAKIE PYROGRAPHY

茶色の珍事

焦がして描く謎の絵画

会場

板橋区立美術館

ITABASHI ART MUSEUM

会期

2026年3月7日(土曜日)~4月12日(日曜日)

展覧会概要

焼絵(やきえ) ヤキエ 茶色の珍事

YAKIE PYROGRAPHY

「いといと珍(めず)らか」なる焼絵(やきえ)

日本をはじめ、朝鮮、中国、現代の焼絵を約100点公開!
「焼絵(やきえ)」とは、熱した鉄筆(てっぴつ)や鏝(こて)などを紙や絹などに押し当て、絵や文字を表現した作品です。燃えやすい素材に火で絵が描けるとは信じがたいかもしれません。しかし、本展でご紹介する作品は、水墨画さながらに線描から点描、濃淡といった表現が巧みになされています。文献上では平安末~鎌倉時代頃に「焼絵」の記述が確認できますが、現存作例は江戸時代以降になります。焼絵が当時も稀な技法だったことは、江戸後期の歌文集に「いといと珍らかにこそ(非常に珍しいことである)」 〔村田春海『琴後集』「焼絵記」〕の一文があることからも、うかがい知ることができます。
茶色を基調とした焼絵は、ぱっと見は華やかと言い難いものです。しかし、味わうほどに滋味深く、心焦がれるような魅力を秘めています。この春、板橋区立美術館で展開する茶色の珍事を、ぜひ目撃してください。

焼絵はこれまでもこれからも
焼絵はPyrography(パイログラフィ)、あるいはWood Burning(ウッドバーニング)と英訳されます。電熱ペンによる木製品などは、暮らしにとけ込んだものが多く、皆さんも目にしたことがあるでしょう。例えばかつての羽子板(はごいた)は、耐久性のために焼絵の輪郭線を用い、彩色を加えていました。
本展ではさらに、焼絵技法を制作の中心として活躍する現代作家の作品もご紹介します。

主催者
板橋区立美術館、毎日新聞社
休催日
月曜日
開催時間
午前9時30分 ~ 午後5時
(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般900円、大学生600円、高校生以下無料
※65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)
巡回等情報
巡回スケジュール(予定)
2026年4月28日(火曜日)~5月31日(日曜日)

中之島香雪美術館(大阪市)
展覧会ホームページ
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/4000016/4001926/4001936.html

イベント情報

講演会
参加無料、定員60名、要事前申込、1階講義室にて開催
「朝鮮通信使も見た日本の焼絵」
3月8日(日) 14:00~15:30
講師=片山真理子氏(東京藝術大学美術学部附属古美術研究施設助教)

「いといと珍らかなる焼絵の世界」
3月20日(金・祝) 14:00~15:30
講師:植松有希(当館学芸員)

ワークショップ
参加料2,000円、定員各回12名、小学3年生以上、要事前申込、1階講義室にて開催
「電熱ペンで焼絵を描いてみよう」
はがきサイズの板に電熱ペンで焦がして焼絵を描き、額に入れて完成させます。
3月14日(土) 10:00~12:00、14:00~16:00(各回2時間)
講師=高梨真澄氏、加藤朱莉氏(日本ウッドバーニング協会事務局)
申込方法=2月21日(土)午前9時より電話で先着
電話=03-3979-3251(板橋区立美術館、月曜休館)

学芸員によるスライドトーク
参加無料、定員60名、事前申込不要、1階講義室にて開催
3月28日(土)、4月4日(土) 14:00から30分程度

やきえ美術講座
参加無料、定員20名、要事前申込、1階講義室にて開催
「焼絵を知ろう・近くで見よう」
3月21日(土)14:00~16:00
講師=田部隆幸氏(焼絵(烙画)研究家)、植松有希(当館学芸員)

申込方法の詳細などは当館ホームページをご覧ください。

会場情報

板橋区立美術館 イタバシクリツビジュツカン

ITABASHI ART MUSEUM

会場住所
〒175-0092
板橋区赤塚5-34-27
ホームページ
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/
問い合わせ先
03-3979-3251
更新日:2026年2月19日
登録日:2025年8月5日