ID:7973
五十三次名所図会展ー描かれた東海道の名所
会場
那珂川町馬頭広重美術館
BATO-MACHI HIROSHIGE MUSEUM
会期
2005年6月2日(木) ~ 2005年7月3日(日)
展覧会概要
五十三次名所図会展ー描かれた東海道の名所 ゴジュウサンツギメイショズエテン エガカレタトウカイドウノメイショ
歌川広重(1797-1858)は、天保4年(1833)頃に開板した「東海道五拾三次之内」
(一般に保永堂版東海道)が人気を得て以降、約20種類の東海道シリーズを描いています。このたび展示する作品は、安政2年(1855)、広重が59歳の時に制作した「五十三次名所図会」(一般に竪絵東海道)です。
これまでの東海道シリーズとは異なり、本作品では大判という大きさの紙を竪に用いています。竪絵の名所絵は、広重が嘉永6年(1853)に「六十余州名所図会」を発表してから没年まで挑み続けましたテーマでした。竪絵の場合、縦長の画面空間をいかに埋めるかが構図選びのポイントとなりますが、本作品ではその解決のために俯瞰構図を多用したほか、中には最晩年の代表作「名所江戸百景」へと繋がるような「近像拡大図」(近景のモティーフを大きく描く手法)の萌芽も見られます。
晩年の広重の代表作のひとつであり、最後の東海道シリーズとなった竪絵東海道。このたびは55枚全てを展示するとともに、最初の東海道シリーズである保永堂版東海道を参考図として写真展示いたします。両図を比較しながら、広重の工夫と当時の東海道の風景をご堪能いただければ幸いです。
- 主催者
- 馬頭町広重美術館
- 休催日
- 毎週月曜日
- 観覧料
- 大人500円、高・大生300円、小・中生100円
(20名以上の団体は1割引/70歳以上の高齢者は無料/障害者手帳をお持ちの方とその付き添いは半額) - 展覧会ホームページ
- http://www.hiroshige.bato.tochigi.jp/
- 展覧会問合わせ先
- 0287-92-1199
会場情報
那珂川町馬頭広重美術館 ナカガワマチバトウヒロシゲビジュツカン
BATO-MACHI HIROSHIGE MUSEUM
- 会場住所
-
〒324-0613
那須郡那珂川町馬頭116-9 - ホームページ
- http://www.hiroshige.bato.tochigi.jp/batou/hp/index.html
登録日:2002年3月7日