ID:78640

Park MinJoon 妙 Park MinJoon MYOU

会場

東京画廊+BTAP

TOKYO GALLERY + BEIJING TOKYO ART PROJECTS

会期

2025/3/1-4/5

展覧会概要

Park MinJoon 妙 Park MinJoon ミョウ

Park MinJoon MYOU

朴民俊(パク・ミンジュン)は1971年、韓国ソウル生まれ。2006年、弘益大学校の修士課程を修了したのち、2007年、東京芸術大学大学院の絵画技法・材料研究室で学びました。
朴は古典絵画の再解釈を通じて、特有の虚構世界を構築する作家です。演劇的な幻想性を特徴とするその作品は、生と死、希望と挫折、夢と現実といったテーマを軸に、哲学的変奏を展開します。朴は西洋絵画技法の可能性とその本質を追求つつ、そこに東洋的に異化された人物を紛れ込ませることによって、新しい神話が生み出される場へと我々を誘うかのようです。
そのために用いられる表現は、文学や絵画、彫刻など多層にわたります。小説家としての朴は、『ラポール・サーカスStory of Rapport』(2018年)、『二つの旗Two Flags』(2020年)を発表しており、これらの物語の登場人物やシーンを絵画や彫刻として再構築することで、作品世界を広げてきました。
今回の展覧会では、「妙」という感覚を導きの糸として、現実と非現実の境界を繊細に紡ぎ出す多様な作品が展示されます。
3月7日(金)、16時より、来日中のアーティストを囲んでのレセプションを開催致します。是非とも皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

作家コメント
想像された形象が現実から離れてゆくと、二者の間には空隙が生まれます。その空隙にはある種の感情が宿ります。その感情を「妙」と呼んでみましょう。「妙」という感覚は、現実と非現実のあわいに生じ、境界と境界の間の距離が広がるほど、その感覚は強くなります。しかし、現実と非現実の違和感が大きすぎる場合、「あやしさ」や「不可解さ」の感覚、すなわち、「怪」の領域へと移行してしまうでしょう。「妙」を追求する上では、こうした行き過ぎに十分注意しなければなりません。
一般的に、馴染みのあるものは安定感を、不自然なものは違和感をもたらします。その安定感と違和感が適度に調和したバランスの中でこそ、「妙」という感覚が生まれます。以上のような仮説をもとに、今回の作品群は制作されました。本展を通じて、作品をご覧になる皆様にも「妙」の感覚を共に味わっていただければ幸いです。

展覧会ホームページ
https://www.tokyo-gallery.com/exhibitions/6362.html

会場情報

東京画廊+BTAP トウキョウガロウ+BTAP

TOKYO GALLERY + BEIJING TOKYO ART PROJECTS

会場住所
〒104-0061
中央区銀座8-10-5 第4秀和ビル7階
ホームページ
https://www.tokyo-gallery.com
更新日:2025年1月28日
登録日:2025年1月28日