第12回円空大賞展 Enku Grand Award Exhibition

第12回円空大賞展 ダイ12カイエンクウタイショウテン 円空大賞－Yee I-Lann
円空賞－池内晶子・鴻池朋子・坂 茂・吉田喜彦

Enku Grand Award Exhibition

円空は、江戸時代(1632年)に美濃国で生まれ、修行僧として全国を行脚しながら生涯に12万体もの神仏像を彫ったといわれています。岐阜県では、円空の独創性や慈愛の精神を改めて注目すべきものと捉え、平成11年度に「円空大賞」を創設し、土着の伝統に根ざしながら独創的な芸術を創造している芸術家を顕彰しています。21世紀の円空ともいうべき受賞作家たちの作品が一堂に会する本展は、優れた現代美術展として高い評価をいただいています。
第12回円空大賞展では、5人の現代作家が選ばれました。
マレーシア・サバ州の海や陸のコミュニティとの共同制作をはじめ、写真や映像、インスタレーションなどを用いて、東南アジアの歴史を題材とした作品を多く手がけ、社会にメッセージを送り続けるイー・イラン(円空大賞)。その土地の風土、そこに住む人々の営みや歴史など、その場でしか生み出せない形を繊細な絹糸で創り出し、人・空間・時間との繋がりを考察し続ける池内晶子。自然や動物などをモチーフにした作品を通して、鑑賞者の冒険心や遊び心を呼び起こすだけでなく、さらには、鑑賞者の奥深くにある言葉にできない感情や郷愁の記憶を刺激する鴻池朋子。環境との調和や持続可能性を重視したデザインの作品を手がける一方、紛争地や被災地に自ら足を運び、建築家にしかできない問題解決の方法を模索し続ける坂茂。美濃国で古くから受け継がれてきた伝統技法を用いながらも現代性を織り込み、丸みのある柔らかな形、素朴で温かな色合いで独自の造形を追究し続ける吉田喜彦(以上、円空賞)。
これら5人の作家の作品とともに、第12回円空大賞展では、郡上市美並町の人々が300年以上大切に守り続けてきた貴重な円空仏8躯も展示いたします。現代に創出された作品と円空仏が織りなすアートの世界をご堪能ください。

主催者

岐阜県、岐阜県美術館

協賛・協力等

後援|円空連合、朝日新聞社、NHK岐阜放送局、岐阜新聞社, 岐阜放送、一般社団法人共同通信社、シーシーエヌ株式会社、CBCテレビ、時事通信社岐阜支局
中京テレビ放送株式会社、中日新聞社、中部経済新聞社、東海テレビ放送、日刊工業新聞社名古屋支社、日本経済新聞社名古屋支社、毎日新聞岐阜支局、メ～テレ、読売新聞社

休催日

1月27日[月]、2月3日[月]、10日[月]、17日[月]、25日[火]、3月3日[月]

開催時間

午前10時 ～ 午後6時

[入場は午後5時30分まで]
夜間開館日－2月21日[金]は午後8時まで開館[入場は午後7時30分まで]

観覧料

一般 800円[700円]、大学生 600円[500円]、高校生以下無料

[ ]内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、特定医療費(指定難病)受給者証の交付を受けている方とその付き添いの方(1名まで)は観覧無料

展覧会ホームページ

https://kenbi.pref.gifu.lg.jp/events/12th-enku/

※日時、内容等詳細につきましては、岐阜県美術館ホームページにて随時お知らせしていきます。

坂 茂 アーティストトーク
1月23日|木|15:30-17:00
会場:講堂
要事前申込み(抽選)

Yee I-Lannアーティストトーク
1月25日|土|(予定)
会場:講堂
要事前申込み(抽選)、「円空大賞展」観覧券が必要
※日程については岐阜県美術館HPをご確認ください。

吉田喜彦 アーティストトーク
2月22日|土|14:00-15:00
会場:展示室3(展覧会場)
事前申込み不要、「円空大賞展」観覧券が必要

池内晶子 公開制作
3月9日|日|14:00-14:30
会場:展示室3(展覧会場)
事前申込み不要、「円空大賞展」観覧券が必要

展覧会担当者によるギャラリートーク
2月21日|金|18:30-19:30
会場:展示室3(展覧会場)
事前申込み不要、「円空大賞展」観覧券が必要

ナンヤローネ アートツアー
2月16日|日|受付 13:30-13:55、開催 14:00-15:30
会場:展示室3、多目的ホール
要事前申込み、「円空大賞展」観覧券が必要

岐阜県美術館 ギフケンビジュツカン

THE MUSEUM OF FINE ARTS,GIFU

会場住所

〒500-8368
岐阜市宇佐4-1-22

ホームページ

https://www.kenbi.pref.gifu.lg.jp/