ID:77456

IAMAS ARTIST FILE #10

繭/COCOON COCOON: Thinking Ecology through Technics

技術から思考するエコロジー

芸術は、繭である

会場

岐阜県美術館 展示室2

THE MUSEUM OF FINE ARTS,GIFU

会期

2025年1月10日|金|ー3月9日|日|

展覧会概要

IAMAS ARTIST FILE #10 繭/COCOON マユ/COCOON 技術から思考するエコロジー

COCOON: Thinking Ecology through Technics

柔らかな繭玉のなかで、幼虫はその解剖学的形態をことごとく脱ぎ捨て、飛翔する蝶の生として生まれ直す。
イタリア出身の哲学者コッチャは『メタモルフォーゼの哲学』の「技術についての新たな考え」において、「繭」は個体によって製造された、生まれた後の卵であり、「メタモルフォーゼ」は純粋に技術的であると説く。 「繭」は、技術についてのわたしたちの理解を覆す。 わたしたちは技術を、人間に都合のいい世界を作るための便利な道具、あるいは身体の延長であると考えることに慣れている。いっぽう「繭」は、自らを内部で変化させると同時にそれを取り巻く世界を作り変える。
技術が人間だけのものではないと気がつけば、わたしたちは世界に対してより深く共感できる。このような考えは、喫緊の課題である今日のエコロジー問題を乗り越えるための新たな視座を与えてくれるだろう。 芸術もまた、生きることと共にある「技術」である。本展では、多様なアプローチを通じて、その可能性を模索する。

主催者
岐阜県美術館、情報科学芸術大学院大学[IAMAS]
休催日
月曜日(祝日の場合はその翌平日)
開催時間
10:00 ~ 18:00
1.17 fri.,2.21 fri.は20:00まで
展示室の入場は閉館の30分前まで
観覧料
一般340(280)円 大学生220(160)円 高校生以下は無料
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、難病に対する医療費受給者証の交付を受けている方とその付き添いの方(1名まで)は無料
展覧会ホームページ
https://www.iamas.ac.jp/af/10/

イベント情報

○作家によるギャラリートーク 1.11 sat. 14:00-15:30 @展示室
在廊作家:ジャン=ルイ・ボワシエ、クワクボリョウタ、フロリアン・ガデン(florian gadenne+miki okubo)、石橋友也

○担当学芸員によるナイトギャラリートーク 1.17 fri, 18:30-19:00

○ナンヤローネアートツアー 1.19 sun. 14:00-15:30 詳細は岐阜県美術館ウェブサイトでご確認ください。

○アーティストトーク 3.8 sat. 14:00-15:30 @講堂
出演作家:クワクボリョウタ、大久保美紀(florian gadenne+miki okubo)

会場情報

岐阜県美術館 ギフケンビジュツカン

THE MUSEUM OF FINE ARTS,GIFU

会場住所
〒500-8368
岐阜市宇佐4-1-22
ホームページ
https://www.kenbi.pref.gifu.lg.jp/
更新日:2025年1月16日
登録日:2024年7月24日