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宮本三郎没後50年特別展

宮本三郎と関西美術院

京都洋画の過渡期

会場

小松市立宮本三郎美術館

MIYAMOTO Saburo Museum

会期

2024年6/15(土)▶8/25(日)

展覧会概要

宮本三郎没後50年特別展 宮本三郎と関西美術院 ミヤモトサブロウトカンサイビジュツイン 京都洋画の過渡期

第Ⅰ章 関西美術院―浅井忠と鹿子木孟郎―
第Ⅱ章 黒田重太郎と宮本三郎
第Ⅲ章 二科会
第Ⅳ章 二紀会

今から約百年前にあたる一九二三年九月、関東大震災が日本を震撼させました。当時、東京の川端画学校洋画部で学んでいた宮本三郎は、京都に住む叔父伊三松のもとに身を寄せ、関西美術院に入学します。一九〇六年三月に開院した関西美術院では、ヨーロッパに渡り日本の洋画が目指すべき指針を追求した浅井忠や鹿子木孟郎らの活躍が、梅原龍三郎、安井會太郎、黒田重太郎らを育みました。そして、浅井と鹿子木の両者から指導を受けた黒田は、若かりし頃の宮本の師となりますが、宮本がどのような教育を受け、その成果がどのように作品に発揮されたかについては、具体的に語られていません。しかし、今なお京都から画家を輩出している関西美術院の歴史の中に、宮本も名を連ねていることは事実であり、関西美術院の伝統が宮本を刺激したことは想像できるでしょう。
本展覧会では、京都洋画の黎明期に活躍した浅井と鹿子木の作品を紹介し、師弟関係にあった黒田と宮本の作品を紹介します。また、黒田と宮本の交流は関西美術院にとどまらず、二科会、二紀会においても続いたことから、両者の作品を二科会、二紀会と関連づけながら展示します。
宮本が関西美術院で学んだ大正期は、京都洋画壇の指導的立場が浅井、鹿子木から黒田たちへと引き継がれ、次世代の巨匠たちが頭角を現してきた京都洋画の過渡期でした。その渦中にいた宮本を、関西美術院をとりまく「京都」の文脈に照らし合わせることで、宮本の作品に新たな視座を生み出します。

休催日
月曜日(7/15、8/12を除く)、7/16(火)、8/13(火)
開催時間
9:00 ~ 17:00
(入館は16:30まで)
観覧料
一般300円、高校生以下無料
※20名以上の団体は一般250円
※こまつミュージアム・パス適応 ※市内65歳以上無料
※障がい者手帳、ミライロIDアプリ提示者および介助者1名は入場料免除
展覧会ホームページ
https://komatsu-museum.jp/miyamoto/exhibition/%e5%ae%ae%e6%9c%ac%e4%b8%89%e9%83%8e%e6%b2%a1%e5%be%8c50%e5%b9%b4%e7%89%b9%e5%88%a5%e5%b1%95-%e5%ae%ae%e6%9c%ac%e4%b8%89%e9%83%8e%e3%81%a8%e9%96%a2%e8%a5%bf%e7%be%8e%e8%a1%93%e9%99%a2%e2%80%95/

イベント情報

トークイベント 要申込
いくつかの言葉×いくつかの視点 Some words × Some perspectives
前半|講師による講演 後半|講師および参加者による語らい
日時:8月11日(日) 13:00~16:00 参加費:入館料 定員:50名(先着順)
会場:絵本館ホール夢の本棚(宮本三郎美術館隣)
申込:宮本三郎美術館に電話(0761-20-3600) 6/15(土)より受付開始

講師 演題
並木 誠士 京都工芸繊維大学特定教授 美術工芸資料館館長 関西美術会と関西美術院
中山摩衣子 京都市京セラ美術館学芸員 黒田重太郎について
齋藤 翔吾 小松市立宮本三郎美術館学芸員 宮本三郎《海女》について

学芸員によるギャラリートーク
日時:6/15(土)、7/20(土)、8/17(土)
いずれも11:00~12:00
参加費:入館料 申込不要

会場情報

小松市立宮本三郎美術館 コマツシリツミヤモトサブロウビジュツカン

MIYAMOTO Saburo Museum

会場住所
〒923-0904
小松市小馬出町5
ホームページ
https://komatsu-museum.jp/
更新日:2024年6月26日
登録日:2024年6月26日