ID:76878
市制施行70周年記念
自然、生命、平和 ―私たちは見つめられている― 吉田遠志(とおし)展 Nature,Life and Peace The Earth is Watching You. YOSHDA Toshi
可愛いだけが動物ではない
弱肉強食だけでもない。
吉田遠志はアフリカで
水辺を譲り合って仲良く暮らす
野生の動物たちの
平和な「共存共栄」の姿をみた。
遠志は描いて訴える
地上の原理を人間も守れと。
野生動物は、愚かな人間を
じっと見つめている。
会場
府中市美術館
FUCHU ART MUSEUM
会期
2024 7.20[土]-9.6[金]
展覧会概要
市制施行70周年記念 自然、生命、平和 ―私たちは見つめられている― 吉田遠志(とおし)展 シゼン、セイメイ、ヘイワ―ワタシタチハミツメラレテイル― ヨシダトオシテン
Nature,Life and Peace The Earth is Watching You. YOSHDA Toshi
僕(野生)の声を聞いてくれ
君(人間)の話を聞こうじゃないか
吉田遠志(よしだとおし 1911~1995)
父は明治の天才画家吉田博。
母ふじを、弟の穂高、その妻千鶴子も版画家であった。
息子の司、姪の亜世美も世界で活躍し続けるアーティスト。
遠志はこの芸術一家・吉田ファミリーを支えつづけた。
芸術は、常に一家の中心にあった。
活動の舞台は世界
父・博のもとで日本の伝統木版画の技術を磨いた。
父は、水彩画で日本の風景の素晴らしさを世界に伝えた。
遠志は、木版画の実演と講習で全米、欧州を巡遊し、
取材はアフリカや南極など世界各地に及んだ。
野生の声を聞け
アフリカで大好きな野生動物を見た。
動物たちは、ひとつの水場を分け合い仲良く暮らした。
ライオンや象から生命を紡ぐ厳しさと尊さを感じた。
遠志は、人間も野生動物に学ぶべきだという。
アフリカの大地を素晴らしい色彩(色鉛筆画)で描いた。
数百枚の原画から17冊の「絵本シリーズ」を刊行した。
可愛いだけが動物ではない。むしろ愚かな争いを繰り返す
人間が手本にすべき存在である。
世界の政治家にも読んでほしいと遠志はいう。
遠志は、生命そのものを抽象化した。
誰も見たことの無い不思議な木版画ができた。
世界最大の木版画を作ってみたい
できた版画はみんなで楽しんでほしい。
大地に生きるものたちと「共存共栄」を願った。
吉田遠志の初めての回顧展を開催いたします。
- 主催者
- 府中市美術館
- 協賛・協力等
- 協力:丸山晩霞記念館 吉田版画アカデミー 吉田家 (一社)太平洋美術会 地域美術
- 休催日
- 月曜日[8月12日は開館、翌13日(火)は休館]
- 開催時間
- 10時 ~ 17時
- (最終入館は16時30分まで)
- 観覧料
- 一般 800円(640円)、高校生・大学生 400円(320円)、小学生・中学生 200円(160円)
- *( )内は20名以上の団体料金。
*未就学児無料。
*障害者手帳(ミライロID可)等をお持ちの方と付き添いの方1名は無料。
*コレクション展もご覧いただけます。 *府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」提示で無料。 - 展示替え情報
- 週ごとに展示替え予定
- 展覧会ホームページ
- https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/tenrankai/kikakuten/Toshi_yoshida.html
- 展覧会問合わせ先
- ハローダイヤル 050(5541)8600
イベント情報
関連トークイベント
父、吉田遠志について
会場/府中市美術館・講座室
日時/7月27日(土)
午後2時から
予約不要
講師/吉田司(吉田版画アカデミー)
展覧会講座
講師 志賀 秀孝(当館学芸員)
8月10日(土) 午後2時から(60分程度)
1階講座室 予約不要 無料
会場情報
府中市美術館 フチュウシビジュツカン
FUCHU ART MUSEUM
- 会場住所
-
〒183-0001
府中市浅間町1-3 (都立府中の森公園内) - ホームページ
- https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
- 問い合わせ先
- ハローダイヤル 03 (5777) 8600
登録日:2024年6月5日