ID:76634

ビュフェのパリ

カフェと映画と音楽と

会場

ベルナール・ビュフェ美術館

Musée Bernard Buffet

会期

2024年4月6日(土)~11月24日(日)

展覧会概要

ビュフェのパリ ビュフェノパリ カフェと映画と音楽と

ベルナール・ビュフェが20歳の若さで画家として注目を浴びたのは1948年。第二次世界大戦のあとのフランスで、人々がナチス占領下の抑圧から解き放たれ、長く渇望していたあらゆる文化を楽しみ始めた時代でした。さまざまな分野の文化人たちはカフェに集い議論をかわし、若者たちはカミュやサルトルの思想に熱狂しながら新しいファッションを生み出し、ジュリエット・グレコが歌い、マイルス・デイヴィスはクールなジャズを奏で、ブリジット・バルドーがスクリーンを賑わせる…ビュフェはまさにそんな時代を生きた画家だったのです。

本展では、ビュフェが画家人生でいくども描いたパリ風景の作品を中心に、フジタやユトリロ、グリューベルら、ビュフェ以前の画家たちの描いたパリ、サン=ジェルマン=デ=プレ界隈を舞台に新しい文化を生み出した、時代を代表する文化人たちのポートレート、そしてジェラール・フィリップやジャンヌ・モロー、ジャン=ポール・ベルモンド、ブリジット・バルドーらの活躍した当時の映画ポスターや資料なども展示します。ビュフェの愛妻アナベルも、ビュフェと出会う前からモデルや歌手として活躍し、サン=ジェルマン=デ=プレを特別な場所にしていた女神(ミューズ)のひとりでした。会場のBGMでは、アナベル自身、そしてアナベルとも親しかったジュリエット・グレコの歌声や当時のジャズも流れます。

画家としてデビューするために制作に勤しんでいた10代後半のビュフェは、当時パリで広まっていた「シネクラブ」で、友人や兄夫妻とともに映画を楽しんでいたといいます。ビュフェの人気が高まっていたころは、「ヌーヴェルヴァーグ(新しい波)」が現れ、フランス映画界が次々と意欲的な傑作を生み出しはじめた、まさにその時代でした。ビュフェは、彼の人気がピークにあった1958年、第11回カンヌ映画祭の審査員として招かれてもいます。1950年代後半からその後のフランス映画のポスターで、当時の雰囲気をお楽しみください。

さあ、ビュフェの作品にみちびかれて、「あのころのパリ」へ。

主催者
ベルナール・ビュフェ美術館 別館企画展示室
開催時間
10:00 ~ 17:00
10:00-17:00(4月ー10月) 10:00-16:30(11月) ※入館は閉館の30分前まで
観覧料
大人:1500円 高・大学生:750円 中学生以下:無料
この料金で全館をご覧いただけます。 ※20名以上の団体は100円引き
展覧会ホームページ
https://www.buffet-museum.jp/exhibitions/2590/

イベント情報

■ビュフェのパリ カフェと映画と音楽と
ギャラリートーク
開催日 : 7月28日(日)午後2時~
開催場所 : 別館企画展示室
別館・企画展示室で開催中の「ビュフェのパリ カフェと映画と音楽と」を学芸員と楽しみます。
4月20日(土)、 追加5月4日(土)、追加5月5日(日)、5月11日(土)・26日(日)、6月8日(土)、23日(日)、7月13日(土)・14日(日)・15日(祝)・28日(日)の午後2時より30分程度。
開始時間までに会場にお集まりください。ご予約は不要です。

■エッフェル塔をつくっちゃおう!(予約不要)
開催日 : 2024年8月11日(日)10:30~15:30
開催場所 : ビュフェこども美術館
参加費:300円/1塔(高校生以上は別途入館料が必要です) 予約は不要。先着40名様限定です。
混雑時には少しお待ちいただくことがあります。
会場:ビュフェこども美術館
開催時間:10:30-15:30(最終受付は15:30)
対象:どなたでも(小さなお子さんは大人の方といっしょにどうぞ)
内容:組み立てるとテーブルサイズになるボール紙製のエッフェル塔をご用意。これに好きな色を塗ったり飾りつけをしたりして、あなただけのすてきなパリをつくっちゃいましょう!
主催:ベルナール・ビュフェ美術館/静岡県博物館協会
エッフェル塔型紙デザイン:工作デザイナー マゴクラ

■パリ祭@ビュフェ美術館 7/13・14・15
開催日 : 2024年7月13日(土)・14日(日)・15日(祝)
開催場所 : 別館企画展示室・ビュフェこども美術館
7月13日(土)・14日(日)・15日(祝・月)の3日間、パリ祭を祝して、予約不要のかんたん工作、期間限定の特別展示《フランス革命》(リトグラフ3点)、そして開催中の「ビュフェのパリ」展ギャラリートーク・パリ祭スペシャルバージョンを開催します。この機会にぜひお越し下さい。もちろん50周年記念展「ベルナール・ビュフェ 偉才の行方」展もお楽しみいただけます。
フランス革命の発端となった7月14日を建国記念日として祝うことになったのがパリ祭のはじまり。今もフランスにとって大切な日です。古くから芸術の都、ファッションの都として愛され、憧れの街だったパリ。この夏はオリンピック・パラリンピックの開催であらためて注目を集めています。企画展「ビュフェのパリ カフェと映画と音楽と」開催中のベルナール・ビュフェ美術館でも、ちょっとだけ「パリ祭」を開催します。パリジャン・ビュフェの描いたたくさんのパリの風景とともに、パリ気分を盛り上げちゃいましょう!
●かんたん工作「わたしのパリ」エッフェル塔をつくろう! 開催期間中先着100名様限定
参加費:300円/1塔 予約は不要です。混雑時には少しお待ちいただくことがあります。会場:ビュフェこども美術館
開催時間:10:30-15:30
対象:どなたでも(小さなお子さんは大人の方といっしょにどうぞ)
内容:組み立てるとテーブルサイズになるボール紙製のエッフェル塔をご用意。これに好きな色を塗ったり飾りつけをしたりして、あなただけのすてきなパリをつくっちゃいましょう!
主催:ベルナール・ビュフェ美術館/静岡県博物館協会
エッフェル塔型紙デザイン:工作デザイナー マゴクラ
●「ビュフェのパリ・パリ祭スペシャル」≪フランス革命≫特別展示&ギャラリートーク会場:別館・企画展示室
開催中の「ビュフェのパリ」展に加えて、ビュフェの大型リトグラフ作品≪フランス革命≫シリーズから3点を特別展示。革命の時代、サン=ジェルマン=デ=プレの時代、たくさんの時を超えて、ビュフェとパリを楽しみましょう!
≪フランス革命≫シリーズのリトグラフ3点は「パリ祭」期間の開館時間中はいつでもご覧いただけます。
●ギャラリートーク:各日14時から30分程度。予約は不要です。時間前に集合場所にお越しください。
※「パリ祭」の3日間は、通常の内容に≪フランス革命≫シリーズの紹介を加えたスペシャルバージョンで開催します。

会場情報

ベルナール・ビュフェ美術館 ベルナール・ビュフェビジュツカン

Musée Bernard Buffet

会場住所
〒411-0931
長泉町東野クレマチスの丘(スルガ平)515-57
ホームページ
https://www.clematis-no-oka.co.jp/buffet-museum/
更新日:2024年8月7日
登録日:2024年5月22日