ID:76517
所蔵品による小企画展
香りのうつわ Fragrance Vessels
会場
鹿児島市立美術館
KAGOSHIMA CITY MUSEUM OF ART
会期
2025 1/28[Tue.]~3/23[Sun.]
展覧会概要
所蔵品による小企画展 香りのうつわ カオリノウツワ
Fragrance Vessels
香りの文化は、紀元前から5000年以上もの長い歴史を持つとされます。宗教儀式における神仏への供香(くこう)、王侯貴族の間で楽しまれた薫香(くんこう)や香水など、各地域で様々な文化が育まれ、東西の交流を通じて花開きました。
日本では飛鳥時代に仏教の伝来と共に大陸から伝わってきた香りの文化から、鎌倉時代になると香りの中に美を求める香道へと発展、「香りを聞く」という日本独自の香りの楽しみ方が生まれました。
本展では、香炉や香合(こうごう)、丁子(ちょうじ)風炉、香水瓶といった、香りを楽しむための器に注目します。繊細な透かし彫りや華やかな絵付けなど超絶技巧が極められた伝統工芸の薩摩焼を中心に、陶芸の宮之原謙、彫金の帖佐美行(よしゆき)、薩摩切子の復刻に取り組んだ由水(よしみず)常雄ら、鹿児島ゆかりの近現代作家による作品も紹介します。それぞれに趣向が凝らされた多彩な表現と技法の妙をご覧ください。
また、工芸とあわせて、芳香をもつ花木や果物を描いた作品から、香水瓶がモチーフとして登場する作品まで、香りにちなむ絵画も展示します。
香りは、「目に見えない芸術」ともいわれます。香りにまつわる作品から、古来暮らしを彩ってきた豊かな文化の一端をお楽しみいただけますと幸いです。
- 休催日
- 月曜日(祝日の場合は翌平日)
- 開催時間
- 午前九時三〇分 ~ 午後六時
- (入館は午後五時三〇分まで)
- 観覧料
- 一般・三〇〇円 高大生・二〇〇円 小中生・一五〇円
- ※所蔵品展と共通、年間パスポートでもご覧いただけます。
※毎月第三日曜日は小中学生の常設展(所蔵品展・小企画展)観覧料が無料です。 - 展覧会ホームページ
- https://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/exhibition-r6kikaku4.html
イベント情報
ギャラリートーク(担当学芸員による作品解説)
2月1日(土)、15日(土)
3月1日(土)、16日(日)
各日14:00~14:30
会場:2階・企画展示室
※申込不要(先着10名)
展覧会観覧券が必要です。
会場情報
鹿児島市立美術館 カゴシマシリツビジュツカン
KAGOSHIMA CITY MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒892-0853
鹿児島市城山町4-36 - ホームページ
- https://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/
登録日:2024年5月8日