ID:75903

特別企画展 禅宗の美

会場

大和文華館

THE MUSEUM YAMATO BUNKAKAN

会期

9月6日(金)~10月14日(月・祝)

展覧会概要

特別企画展 禅宗の美 トクベツキカクテン ゼンシュウノビ

中国で成立し、日本で発展した禅宗は、座禅や禅問答を通じて、言葉による論理的な説明ではなく「以心伝心」の言葉のように心を通じて教えを伝えることを目指しました。このような禅宗の教えは芸術制作にも大きな影響を与え、禅僧が自身の到達した心の境涯を墨蹟や絵画を通して表現することで独自の美術を生み出してきました。
当館所蔵の重要文化財 虎関師錬筆「墨蹟 法語」には、中洞禅人に与えた法の教えが説かれ、気迫にあふれる書風は虎関師錬の禅の心が反映されています。本作品は令和4~5年度に保存修理を実施し、このたび修理完成後初めて公開となります。
本展は、同作品とともに、当館が所蔵する墨蹟・頂相・道釋人物画や、禅僧にまつわる水墨画のほか、特別出陳品を一堂に展示します。本展を通して、禅宗の歴史や精神に触れていただき、中世に花開いた禅宗文化の多様な美術品の魅力を感じていただける機会となれば幸いです。

休催日
毎週月曜日(ただし、9月16日<祝>・23日<振替休日>・10月14日<祝>は開館し、9月17日<火>・24日<火>が休館)
開催時間
午前10時 ~ 午後5時
(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般630円/高校・大学生420円/小学・中学生無料
※20名以上の団体は相当料金の2割引で引率者1名無料
※「障がい者手帳」をお持ちの方とご同伴者1名2割引

イベント情報

列品解説 毎週土曜日 午後2時から(当館学芸部による)

特別講演 9月22日(日)午後2時 講堂 [定員 当日先着100名]
「言葉と絵画―室町時代の詩画軸と肖像画をめぐって―」
広島市立大学准教授 城市真理子氏

日曜美術講座 9月29日(日)午後2時 講堂 [定員 当日先着100名]
「虎関師錬筆『墨蹟 法語』をめぐって―修理報告をかねて―」
当館学芸部係長 一本崇之

会場情報

大和文華館 ヤマトブンカカン

THE MUSEUM YAMATO BUNKAKAN

会場住所
〒631-0034
奈良市学園南1-11-6
ホームページ
https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/
更新日:2024年10月22日
登録日:2024年3月6日