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企画展

歌心(うたごころ)

―古典文学と和歌のしらべ

会場

林原美術館

Hayashibara Museum of Art

会期

令和6年2月3日(土) ― 3月31日(日)

【臨時休館について】「暴風警報」「特別警報」が発令されている場合は、臨時休館とさせていただきます。詳細はHPに掲示しておりますのでご覧ください。

展覧会概要

企画展 歌心(うたごころ) ウタゴコロ ―古典文学と和歌のしらべ

「歌心」とは和歌に関する素養や内容の理解だけではなく、歌を詠むときの風流な気持ち、その「心」を表現した言葉です。五・七・五・七・七という韻律(いんりつ)(リズム)の中で、多くを語らず、洗練された言葉で構成される和歌は、詠み手の技量だけではなく、歌に秘めた心情を推し量る受け手の教養と共感によって成り立つ表現手段として、貴族社会で特に重視されました。そうした「心」の交流を体現した歌詠みの文化は、秀歌をまとめた「百人一首」などの和歌集にみられるだけではなく、貴族社会の日常を物語風に描く文学作品にも取り入れられています。中でも人物が抱える光と闇、心の移り変わりといった感情を歌に込めた文学作品は、歌詠みの文法技術が凝縮された趣のある読み物として高い評価を得ています。
本展では、歌詠みの手本ともいえる歌人の代表歌を姿絵とともに収録した「百人一首手鑑」のほか、歌人・在原業平がモデルとされる男の一代を描いた『伊勢物語』や実在する天皇、貴族とのエピソードを歌物語として集約した『大和物語』、『栄花物語』など、様々な文学作品を書写した岡山藩主自筆の資料をご紹介します。
あわせて、紫式部の代表作『源氏物語』の解釈本として江戸時代に流布した『湖月抄』や物語の一場面を描いた屏風絵、能装束や漆作品などの工芸品をご覧いただきます。
本展を通じて、和歌に込められた心情や情景に思いを馳せながら、今なお愛される古典文学と和歌の魅力を感じていただけましたら幸いです。

主催者
林原美術館
協賛・協力等
後援/岡山県郷土文化財団 山陽新聞社 RSK山陽放送
休催日
月曜日休館(祝日等休日の場合は翌日)
開催時間
10時 ~ 17時
(入館受付は16時30分まで)
観覧料
一般500円 高校生300円 小・中学生無料
友の会会員、学校メンバーズ加入団体、障がい者手帳提示の方・付添者►無料
団体(20名様以上)、シルバーカード提示の方►2割引
展覧会ホームページ
https://www.hayashibara-museumofart.jp/data/736/exhibition_tpl/

イベント情報

※定員の変更並びに開催の延期もしくは中止の場合がございます。

「京ことばで聞く―『源氏物語』の世界―」
京都の国文学者・中井和子氏の翻訳『現代京ことば訳・源氏物語』(大修館書店)をテキストに、「女房語り」の語り手としてメディア等でご活躍されている山下智子氏をお招きする公演イベントです。あらすじ解説、そして古風な「京ことば」によって表現された『源氏物語』の世界をこの機会にぜひご鑑賞ください。
日時●令和6年2月4日(日)13時30分~15時
語り手●山下智子 氏(紫苑語り会)
場所●林原美術館内ロビー
定員●30名(Webにて要予約)
参加費●800円(入館料別途)

講演「視覚化される古典文学たち」
企画展「歌心―古典文学と和歌のしらベ―」の関連イベントとして、関西大学准教授の松本大先生をお招きし、平安時代の和歌や物語といった様々な作品の解説と、それらが後世ではどのように扱われていったのかという視点から、古典文学作品が描き出す世界の広がりをお話しいただきます。
日時●令和6年3月10日(日)13時30分~15時
講師●松本 大 氏(関西大学准教授)
場所●林原美術館内ロビー
定員●30名(Webにて要予約)
参加費●無料(入館料別途)

特別企画
「和菓子とお抹茶の日(その五)」
明治21年(1888)創業・130年の歴史をもつ老舗の和菓子屋「松涛園」(岡山県倉敷市玉島)にご協力いただき、展覧会にちなんだ特別な和菓子をお抹茶とともに提供いたします。[お茶席ではありません]
※企画展ごとに開催する限定喫茶メニューです。
その都度変わる創意あふれる甘味をご賞味ください。
※14時までにご連絡なく、来館のない場合はキャンセル扱いとなります。
日時●令和6年3月3日(日)10時~14時
場所●林原美術館内
定員●20名(Webにて要予約)
お茶菓子代●600円(入館料別途)

ギャラリートーク
会期中の毎週土曜日14時から学芸員によるギャラリートークを行います。

会場情報

林原美術館 ハヤシバラビジュツカン

Hayashibara Museum of Art

会場住所
〒700-0823
岡山市北区丸の内2-7-15
ホームページ
https://www.hayashibara-museumofart.jp/
更新日:2024年1月31日
登録日:2024年1月31日