没後五〇年 土田文雄展 Tsuchida Fumio A Retrospective

没後五〇年 土田文雄展 ボツゴ50ネン ツチダフミオテン

Tsuchida Fumio A Retrospective

豊かな色彩で幅広い表現を展開した画家・土田文雄(1901-1973)。今年で没後50年となるのを記念してその活動を紹介します。
山形県米沢市に生まれた土田は、旧制中学を卒業後に上京し、川端画学校で藤島武二に学びます。1920(大正9)年、日本美術院洋画部で初入選するも、院展洋画部が解散したため、新たに創設された春陽会へと移りました。
梅原龍三郎に傾倒し、梅原の誘いで国画会創立とともに出品。以後国展の中心作家として活躍しました。1954(昭和29)年、武蔵野美術大学の教授に就任。定年退職後の1972(昭和47)年、渡仏して画業に専念しようとした矢先に病を得て帰国し、翌年惜しまれながら亡くなりました。
梅原の影響を感じさせる初期の人物像や室内風景に加え、抽象的な表現や幾何学的な構成に発展させた風景画など、土田の作品は多様な変遷を辿ります。その背景には抽象様式の台頭や前衛美術運動の興隆など、戦後美術界の急速な変化があったことは想像に難くありません。
当館の所蔵品から土田の作品約70点と、同じく国画会や女流画会で活躍した夫人、土田次枝の作品をご紹介します。多様な表現とともに土田が追い求めた美の姿を感じていただければ幸いです。

主催者

山形美術館、山形新聞、山形放送

協賛・協力等

□共催=山形県、公益財団法人山形県生涯学習文化財団
□後援=山形市

休催日

毎週月曜日[1/8(月・祝)は開館、1/9日(火)は休館] 年末年始(12/28-1/3)

開催時間

午前10時 ～ 午後5時

[入館は午後4時30分まで]

観覧料

一般1000円/高大生600円/小中生400円

*20名以上の団体は各2割引
*土曜日と日曜日午前は中学生以下無料
*障がい者とその付添者1名は手帳の提示で半額
*当館キャンパスメンバーズ登録校学生は学生証提示で無料
*同時開催「近岡善次郎 聖なるイメージ」、収蔵品によるテーマ展(長谷川コレクション、吉野石膏コレクション)と共通料金

展覧会ホームページ

http://www.yamagata-art-museum.or.jp/exhibition/4927.html

(要観覧料、詳しい内容は当館ホームページをご覧ください)

記念講演会
講師 山形大学名誉教授・元木幸一氏(西洋美術史)
日時 1月14日(日) 14:00-15:30
会場 山形美術館3階ホール
定員 80席(先着順、申し込み不要)

担当学芸員によるギャラリートーク
日時 12月16日、12月23日、1月13日(各土曜日)
各回11:00～ 20分程度
会場 山形美術館2階第3展示室

山形美術館 ヤマガタビジュツカン

Yamagata Museum of Art

会場住所

〒990-0046
山形市大手町1-63

ホームページ

http://www.yamagata-art-museum.or.jp/