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南洋一郎と挿し絵画家展

鈴木御水・椛島勝一・梁川剛一の挿し絵を中心に~密林冒険小説から怪盗ルパン全集まで~

会場

弥生美術館

Yayoi Museum

会期

2004年9月30日(木) ~ 2004年12月25日(土)

展覧会概要

南洋一郎と挿し絵画家展 ミナミヨウイチロウトサシエガカテン 鈴木御水・椛島勝一・梁川剛一の挿し絵を中心に~密林冒険小説から怪盗ルパン全集まで~

南洋一郎(1893~1980)は、大正末から昭和50年代にかけて、少年少女雑誌を中心に活躍した小説家です。
彼は、南洋一郎名で冒険小説を、池田宣政名で偉人伝・感動物語を、荻江信正名で学園小説を、と三つのペンネームを使い分け数多くの小説を発表しました。中でも、昭和7年連載の冒険小説「密林の王者」「吼える密林」は、鈴木御水、椛島勝一の精緻でリアルなさし絵の迫力も手伝って、少年読者を熱狂させました。南は、その後も密林や謎の洞窟、無人島や深海等々を舞台とした冒険小説を発表。これらには、御水、椛島の他、梁川剛一、伊藤幾久造、村上松次郎ら、実力・人気共に当時一流の画家がさし絵を担当。その個性溢れるさし絵の魅力と相まって少年のみならず少女たちをも魅了し、南の作品は少年少女雑誌に欠かせない存在となりました。
また南は、昭和33年よりポプラ社の「怪盗ルパン全集」の翻訳を担当。55年まで書き続けたこのシリーズは、永遠のベストセラーとして今日にいたるまで小中学生に愛されています。
本展では、鈴木御水・椛島勝一・梁川剛一らが手がけたさし絵の原画を中心に、掲載雑誌、初版本、自筆原稿や生前の愛用品等の資料により、子ども達の胸をときめかせ、夢中にさせた南洋一郎の多彩な作品世界の魅力をご紹介いたします。

主催者
弥生美術館
休催日
月曜日(祝日に当たる場合はその翌日)
観覧料
一般800円/大・高生700円/中・小生400円
(竹久夢二美術館もご覧いただけます)
展覧会ホームページ
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp
展覧会問合わせ先
03-3812-0012

会場情報

弥生美術館 ヤヨイビジュツカン

Yayoi Museum

会場住所
〒113-0032
文京区弥生2-4-3
更新日:2010年5月12日
登録日:1999年3月31日