ID:75302

GⅢ_Vol.152 烏山秀直展

絵画になる時間

会場

熊本市現代美術館 ギャラリーⅢ+井出宣通記念ギャラリー

CONTEMPORARY ART MUSEUM KUMAMOTO

会期

2023.10.12Thu-12.20Wed

展覧会概要

GⅢ_Vol.152 烏山秀直展 絵画になる時間 カイガニナルジカン

半透明のオーガンジーの上に広がる、丸や四角といった幾何学的なかたち。隣りあった図像は連鎖し、また別の図像となって私たちの目の中に現れます。そのとめどない図像の連鎖は、フレームの域を超えてなお続いていくかのようー
烏山秀直(からすやま・ひでただ/長崎県在住)は、「点」をすべてのはじまりと仮定し、その「点」を一つ一つ置くことによって作品を制作しているアーティストです。シンプルながら緻密で繊細な行為の繰り返し、そして途方もない時間によって、烏山の「絵画」は生まれます。2019年頃より鳥山は、オリジナルの「絵具」を作って作品に用いるようになりました。干潟の泥、鋳物製造所から出たブロンズ粉、近所の居酒屋で捨てられる貝殻、長崎爆心地の砂・・・。脈絡なく集められたモノたちは、作家の手によって小さな粒(点)となり、等しく「色」として扱われます。性質も成分も様々なこれらの顔料は、いわば未知なる「絵具」。筆に取った時の「色」はいつまで有効なのか、烏山自身にも見当がつきません。絵画はいつはじまって、どこで「なる」のか。長く、ゆっくりと流れている烏山の“絵画になる時間”を、多くの方と共有する機会となれば幸いです。

主催者
熊本市現代美術館[熊本市、公益財団法人熊本市美術文化振興財団]
休催日
火曜休館
開催時間
10:00 ~ 20:00
観覧料
入場無料

イベント情報

■ワークショップ「自分で作る顔料と絵画制作の実践」
オリジナルの絵具作りを体験し、絵を描くワークショップです。切ったり、ちぎったり、すり潰したりして、ある物質を粒状(一顔料)にします。それをボンドやジェルメディウムと混ぜて「絵具」にして、自分だけの絵画を制作してみましょう。

日時:10月14日(土)13:30-15:00
会場:ART LAB MARKET
参加費:300円
定員:15名 事前申込制(先着)
対象:10歳以上
持ち物:顔料にしてみたいもの(Ex.貝がら、紙、卵の殻など) *元の形は失われます。

申込方法
E-mail、電話、館内受付で承ります。メールの場合、件名に「絵画になる時間 ワークショップ参加希望」とし、参加者氏名、人数、電話番号を明記してgamadas@camk.or.jp まで送信してください。

会場情報

熊本市現代美術館 クマモトシゲンダイビジュツカン

CONTEMPORARY ART MUSEUM KUMAMOTO

会場住所
〒860-0845
熊本市中央区上通町2-3
ホームページ
https://www.camk.jp/
更新日:2023年12月20日
登録日:2023年12月20日