ID:7488
没後30年 香月泰男展
<私の>シベリア、そして<私の>地球
会場
石川県立美術館
ISHIKAWA PREFECTURAL MUSEUM OF ART
会期
2004年9月25日(土) ~ 2004年10月24日(日)
展覧会概要
没後30年 香月泰男展 ボツゴ30ネン コウヅキヤスオテン <私の>シベリア、そして<私の>地球
香月泰男は1911(明治44)年10月、山口県三隅村(現三隅町)に生まれました。少年時代から画家を志し、東京美術学校(現・東京芸術大学)を卒業。北海道の旧制中学、下関の高等女学校の美術教師を勤めながら、国画会展や文部省美術展に出品しました。しかし、1943年に召集され、満州へ行き、ハイラルで軍隊生活を送りました。45年の敗戦でシベリアの収容所へ送られ、ナホトカから舞鶴に帰国するまでの2年ほどの間に、3ヶ所の収容所で飢餓と強制労働、極寒の生活を強いられました。その体験がのちに、彼の代表作になる<シベリア・シリーズ>を生み出させました。
また、香月の画業のもう一つの柱となる作品群は、彼の帰省後、「<私の>地球」と称した“三隅”での暮らし中で目にした、何気ない自然の景観、草木や鳥たち、台所の風景などを題材としたものです。また、<シベリア・シリーズ>を描くうえで模索し、そして作り出された、香月ならではの“美しい黒”の絵の具は、こういった数多くの作品群にも効果的に用いられます。
本展では、香月の初期から晩年までの代表作や<シベリア・シリーズ>の全57点の油彩作品、さらに戦場から家族へ宛てた絵はがき≪ハイラル通信≫、水彩、素描、陶画類に、おもちゃ、テラコッタなどの小彫刻からなる多様な造形世界も紹介します。
- 休催日
- 会期中無休
- 観覧料
- 一般800円(650円) 大学生600円(500円)、高中小生300円(200円)、( )内は20名以上の団体料金
- 展覧会ホームページ
- http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp
- 展覧会問合わせ先
- 076-231-7580
会場情報
石川県立美術館 イシカワケンリツビジュツカン
ISHIKAWA PREFECTURAL MUSEUM OF ART
- 会場住所
-
〒920-0963
金沢市出羽町2-1
登録日:1999年3月31日