生誕130年 児島善三郎展 THE 130TH ANNIVERSARY ZENZABURO KOJIMA EXHIBITION

生誕130年 児島善三郎展 セイタン130ネン コダマゼンザブロウテン キャンバスにこめた希望

THE 130TH ANNIVERSARY ZENZABURO KOJIMA EXHIBITION

このたび福岡県立美術館では、博多に生まれ、昭和期の洋画界で大きな役割を果たした洋画家・児島善三郎(1893ー1962)の生誕130年の節目を記念する回顧展を開催します。西洋美術の模倣ではない「日本的油絵」とは何かということを常に考え、日本の伝統美術を踏まえた装飾的かつ大胆な表現と色彩が魅力的な児島は、1930年結成の独立美術協会のリーダーとしても大きな役割を担いました。
児島善三郎の回顧展としては久しぶりの開催となる本展では、初期から晩年に至るまでの代表作を数多く含めて画業の全体像を示しつつ、日本におけるフォーヴィスムのひとつの到達点ともいえる人物画や風景画、花の作品を紹介します。いずれも、時代を経た今でも古めかしさを感じさせない豪華絢爛な作品群です。
そしてまた本展では、児島善三郎がキャンバスに込めた“希望”をテーマとします。太平洋戦争という大きな時代の波に翻弄された画家が、代表作《春遠からじ》や《アルプスへの道》など、戦後に描いた風景画に託した、再生への切実な思いを読み取っていただければ幸いです。
絵描きとして生きることへの希望、永遠の美を探求することへの希望、そして描くことへのあくなき希望―児島善三郎の作品に宿されたポジティブなエネルギーは、今を生きる私たちの心にも希望の光をもたらしてくれることでしょう。

主催者

福岡県立美術館

協賛・協力等

協力:(株)兒嶋画廊 兒嶋俊郎
助成:公益財団法人 ポーラ美術振興財団

休催日

月曜休館
※10月9日(月・祝)は開館
※10月10日(火)は休館

開催時間

10時 ～ 18時

※入場は17時30分まで

観覧料

一般800円(600円) 高大生500円(300円) 小中生無料 65歳以上600円

※ ( )内は20名以上の団体料金 ※次の方々は無料…身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方及びその介護者/教職員が引率する高等学校・中等教育学校・特別支援学校の生徒及びその引率者/土曜日来場の高校生

展覧会ホームページ

https://fukuoka-kenbi.jp/exhibition/2023/0406_15885/

1レクチャー
「児島善三郎の生涯と芸術」
日時:11月4日(土)14時ー15時30分
担当:高山百合(福岡県立美術館学芸員、本展担当)

「児島善三郎の日本」
日時:11月18日(土)14時ー15時30分
担当:西本匡伸(福岡県立美術館学芸員)

会場:福岡県立美術館4階視聴覚室
定員:80名(先着順)/参加無料/予約不要

2担当学芸員によるギャラリートーク
本展担当学芸員の高山百合が展覧会や作品についてお話しします
日時:10月7日(土)、10月21日(土)、12月9日(土)
会場:福岡県立美術館4階展示室内
参加無料(要観覧券)/予約不要

福岡県立美術館 フクオカケンリツビジュツカン

FUKUOKA PREFECTURAL MUSEUM OF ART

会場住所

〒810-0001
福岡市中央区天神5-2-1 (須崎公園内)

ホームページ

https://fukuoka-kenbi.jp/