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ピカソ展

躰[からだ]とエロス

会場

東京都現代美術館

MUSEUM OF CONTEMPORARY ART, TOKYO

会期

2004年9月18日(土) ~ 2004年12月12日(日)

展覧会概要

ピカソ展 ピカソテン 躰[からだ]とエロス

「破壊と創造の巨人」ピカソ絶頂期の名作が一堂に! 日本初公開94点を含む約160点を紹介
本展覧会は、新古典主義に続く1925年から第二次世界大戦前夜の1937年までの作品で構成。パリ・国立ピカソ美術館が所蔵する作品を中心に、シュルレアリスム風の作品やからだに着目して描いたエロティックな作品など約160点を紹介します。数多くの女性を愛したピカソの、奔放で力強い作品の数々を十二分に堪能できるまたとない機会といえます。

■本展覧会で中心となる時代 ピカソの1925-1937年 変貌の時代-躰[からだ]とエロス-
1924年10月、ブルトンの「シュルレアリスム宣言」以来、シュルレアリスム運動が盛んとなり、ピカソもその潮流の近くに身を置いていました。1917年の結婚から10年、妻オルガとの幸せな結婚生活は終わりを告げようとしていました。上流階級の生活、オルガの物欲、名声欲にピカソは辟易とします。
そんなとき、1927年1月8日、ピカソは一人の「ミューズ」との運命的な出会いをします。冬の寒い午後、ラファイエット百貨店の前の地下鉄の出口から出てきた金髪の娘マリー=テレーズ・ワルテルと出会い、一目惚れするのです。マリー=テレーズ17歳、ピカソ45歳のことでした。「ピカソです。私と一緒に偉大なことをしましょう!」が第一声の口説き文句でした。妻オルガとのいさかい、人目をはばかる若い女性との恋。生涯で最も激しく情熱をその制作に反映させていきました。
マリー=テレーズとの出会いから数年間、家庭生活の崩壊や、政情不安などのせいでしょうか、作品のフォルム(かたち)はねじれ、痙攣し、解体され、激しい表現へと向かい、時には不気味な形となって描かれるようになります。また、この頃、アトリエや彫刻家を主題とした作品も描いています。しかし、1930年代前半には、マリー=テレーズをモデルとした優しい肉体の線を持つ女性が、数多く描かれるようになっていきました。ボワジュルーを舞台とした豊穣な作品は絵画も彫刻もほとんどがマリー=テレーズの姿で占められることとなります。
しかし、1933年から1937年にかけては、闘牛やミノタウロスをテーマに数多くの作品が描かれます。ミノタウロスはピカソ自身であり、それはアトリエ、閨房、暴力、凌辱などさまざまな題材に変貌していきます。

主催者
財団法人東京都歴史文化財団、東京都現代美術館、産経新聞社
休催日
毎週月曜日休館 ※ただし、9月20日(月)、10月11日(月)は開館
観覧料
一般1300(1100)円、大学生1000(800)円、中高生 600(400)円 ※( )内は前売り及び20人以上団体料金 ※小学生以下、障害者は無料(証明できるものを提示) ※付き添いは通常料金
展覧会ホームページ
http://www.mot-art-museum.jp
展覧会問合わせ先
03-5777-8600(ハローダイヤル)

会場情報

東京都現代美術館 トウキョウトゲンダイビジュツカン

MUSEUM OF CONTEMPORARY ART, TOKYO

会場住所
〒135-0022
江東区三好4-1-1(木場公園内)
ホームページ
https://www.mot-art-museum.jp/
問い合わせ先
03-5777-8600
更新日:2010年11月4日
登録日:1999年3月31日