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令和5年度春季特別企画展

幕末明治の浮世絵百年 大江戸の賑わい

浮世絵は、幕末からがおもしろい。

会場

中山道広重美術館

Hiroshige Museum of Art, Ena

会期

令和5年(2023)4.6(木)~6.18(日)
【前期】4.6(木)ー5.7(日)
【後期】5.11(木)ー6.18(日)

【前期】4.6(木)ー5.7(日)
【後期】5.11(木)ー6.18(日)

展覧会概要

令和5年度春季特別企画展 幕末明治の浮世絵百年 大江戸の賑わい バクマツメイジノウキヨエヒャクネン オオエドノニギワイ

庶民文化が繁栄した江戸時代末期から、文明開化で華やぐ明治時代前期まで約100年。テレビやインターネットのない時代に大量生産された浮世絵は、庶民に愛される大衆芸術であると同時に、最新の流行や時事を伝える大衆メディアとして、激動の世相を映し出しました。
慌ただしい日々を過ごす江戸庶民の息抜きとなった、娯楽の発展に一役買ったのも浮世絵です。葛飾北斎(1760-1849)や歌川広重(1797-1858)の風景画に描かれた行楽地や名所、宿場町は、庶民の旅情をかき立てました。一方、巧みな人物描写で名をはせたのは、歌川国貞(後の三代豊国、1786-1865)と歌川国芳(1798-1861)。国貞は役者絵、国芳は武者絵で好評を博し、相撲絵や美人画なども手掛けました。江戸っ子たちは、絵師の洒落っ気が込められた戯画に笑いながら浮世を謳歌します。
開国で異文化が流入すると、浮世絵の画中には鉄道や馬車、人力車が行き交い、洋装の人々が闊歩します。幕末から活躍する月岡芳年(1839-92)は、武者絵や美人画から開化絵まで幅広いジャンルで筆をふるいました。明治から画業を開始した小林清親(1847-1915)は、西洋の風景表現を取り入れた光線画で評判となります。美人画を得意とする揚州周延(1838-1912)は、欧化政策の象徴となった鹿鳴館のきらびやかな世界を描き出しました。
時代の変化に伴い、新しもの好きな庶民の関心事は瞬きする間もなく移り変わりました。時流に敏感な版元の発想、表現力豊かな絵師の筆遣い、彫師や摺師の卓越した技巧によって生み出された名品は、力強く躍動する大江戸の活況を今に伝えてくれます。絵師もジャンルもバラエティ豊かににぎわう幕末明治の浮世絵をお楽しみください。

主催者
恵那市、恵那市教育委員会、(公財)中山道広重美術館
協賛・協力等
監修 中右 瑛(国際浮世絵学会常任理事) 企画協力 E.M.Iネットワーク
休催日
月曜日(5.1(月)を除く)、5.8(月)~10(水)は展示替えのため休館。
★4.29(土)~5.5(金)は休まず開館いたします。
開催時間
午前9時30分 ~ 午後5時
(入館は午後4時30分まで)
観覧料
大人820円(20名以上の団体は660円)
▲18歳以下無料、障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料。
*リピーター割引有ー本展会期中に限り、同展半券の提示で2回目以降は660円で観覧できます。

毎週水曜日は観覧無料、フリーウェンズデー
<スポンサー>(株)エナ重機、ナカヤマ・グループ、(株)デジタ

毎週金曜日は観覧無料、フリーフライデー
<スポンサー>(株)銀の森コーポレーション、楽園住宅・カネコ・木KeyPoint、(株)サラダコスモ ちこり村
展示替え情報
※前後期全点入れ替え

イベント情報

※無料(ただし、観覧料が必要です)
■学芸員による作品ガイド
日時:【前期】4.16(日) 【後期】5.21(日) 各日午前10時30分~40分程度(予定)
場所:展示室1、2(1、2F)

会場情報

中山道広重美術館 ナカセンドウヒロシゲビジュツカン

Hiroshige Museum of Art, Ena

会場住所
〒509-7201
恵那市大井町176-1
ホームページ
https://hiroshige-ena.jp/
更新日:2024年10月22日
登録日:2023年4月12日