ID:7285

トーベ・ヤンソン「ムーミン谷の素敵な仲間たち展」

初期から晩年までの200余点を展覧。 フィンランドの心、トーベ・ヤンソンの全貌。

会場

大丸ミュージアム・東京

DAIMARU MUSEUM・TOKYO

会期

2004年7月29日(木) ~ 2004年8月10日(火)

展覧会概要

トーベ・ヤンソン「ムーミン谷の素敵な仲間たち展」 トーベ・ヤンソン「ムーミンダニノステキナナカマタチテン」 初期から晩年までの200余点を展覧。 フィンランドの心、トーベ・ヤンソンの全貌。

ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソンは1914年、彫刻家の父ヴィクトル・ヤンソンと挿絵画家の母シグネ・ハンマルステン・ヤンソンの長女として生まれました。14歳で雑誌に挿絵と詩が掲載され、15歳には母シグネが関わっていた風刺雑誌「ガルム」に挿絵が掲載され、以後常連となります。その後、スウェーデンのストックホルム工芸専門学校、ヘルシンキのアテネウム美術大学、パリへの留学と美術の道を進みました。帰国後、フィンランド芸術協会ダカット金貨賞受賞をはじめ、画家として着実に歩みますが、当時ガルムにヒットラーやスターリンの風刺画を描いたことで批判を浴びます。ヤンソンは、ガルム廃刊までの24年間に約500点の作品を残しました。世界31ヵ国で出版され愛され続ける「ムーミン・トロール」は、このガルムの挿絵の一部に1943年に登場したのです。物語は、ペッリンゲのクルーヴ・ハル島のアトリエで弟のラルスと共に創作しました。子どもらしいあどけない心を持ったムーミンに、様々な出来事が旅の途中で起こります。ヤンソン自らが物語を考え、絵に描きました。日本では1969年と1990年にアニメーションでテレビ放映され人気を得ます。ヤンソンは「不思議の国のアリス」「ホビットの冒険」の挿絵や、「少女ソフィアの夏」「人形の家」等の小説も書いています。これらの芸術活動に対して、1966年に国際アンデルセン大賞、1976年にプロ・フィンランディア勲章、1978年にオーボ・アカデミー大学名誉文学博士号が授与され、1995年にはプロフェッサーの称号が与えられたのです。本展は、2001年に惜しくも86歳で他界したトーベ・ヤンソンの全貌を約200余点の作品でご紹介します。あわせて、ムーミン谷博物館に収蔵されている日本の人形作家、谷口千代さんのオブジェを51点展示いたします。

主催者
産経新聞社
休催日
なし
観覧料
一般800(600)円 大高生600(400)円 中学生以下無料 ※( )内は前売り、10名以上団体料金
展覧会ホームページ
http://www.daimaru.co.jp/

会場情報

大丸ミュージアム・東京 ダイマルミュージアム・トウキョウ

DAIMARU MUSEUM・TOKYO

会場住所
〒100-6701
千代田区丸ノ内1-9-1 大丸東京店10階
更新日:2010年5月11日
登録日:1999年3月31日