ID:7267

楓と桜

新宮殿の杉戸絵

会場

山口蓬春記念館

HOSHUN YAMAGUCHI MEMORIAL HALL

会期

2004年9月18日(土) ~ 2004年10月17日(日)

展覧会概要

楓と桜 カエデトサクラ 新宮殿の杉戸絵

このたび、当館では、山種美術館所蔵作品9点を中心とした秋季特別展「楓と桜―新宮殿の杉戸絵―」を開催いたします。
昭和43年、近代技術と伝統の建築美を集約した皇居新宮殿は、着工から4年余りの歳月を経て完成しました。総工費130億円、延べ2万3000平方メートルの建造物には、当時の日本で得られる最高の素材、工法が用いられ、またその内部は、一流の芸術家によって飾られました。その中で山口蓬春と橋本明治は、宮内庁より杉戸絵制作の依頼を受け、蓬春は《楓》を、明治は《朝陽桜》を描いています。二人は、杉戸絵制作にあたり、構想の打合せを行うだけではなく、取材旅行に同行するなどしており、《楓》と《朝陽桜》は、まさに対となる作品といえるでしょう。また、蓬春が杉戸絵の制作を行った画室は、皇居新宮殿の造営顧問をしていた吉田五十八が設計したもので、当記念館では、この画室を当時のままの状態で保存し、一般に公開しています。
本展では、《楓》と《朝陽桜》の4分の1下絵をあわせて展示し、また小下図、習作、素描なども展示することにより、杉戸絵制作までの軌跡を辿ります。実際に目にすることができない皇居新宮殿内の《楓》と《朝陽桜》の姿に想いを馳せるとともに、蓬春と明治の杉戸絵にかけた心情を探ろうとするものです。

主催者
山口蓬春記念館・財団法人 ジェイアール東海生涯学習財団
休催日
毎週月曜日、ただし9月20日(月・祝)、10月11日(月・祝)は開館し、翌日休館いたします。
観覧料
一般 500円、高校生以下 無料、団体割引 20名以上の団体 50円割引(1週間前までに予約をした場合)
展覧会ホームページ
http://www.jrtf.or.jp/hoshun/
展覧会問合わせ先
山口蓬春記念館Tel.046-875-6094

会場情報

山口蓬春記念館 ヤマグチホウシュンキネンカン

HOSHUN YAMAGUCHI MEMORIAL HALL

会場住所
〒240-0111
三浦郡葉山町一色2320
ホームページ
https://www.hoshun.jp/
更新日:2010年12月20日
登録日:1999年3月31日