ID:71026

用と美 暮らしの中の文化財

会場

丹波市立植野記念美術館

TAMBA CITY UENO MEMORIAL ART MUSEUM

会期

令和4年11月26日(土曜日)~12月25日(日曜日)

展覧会概要

用と美 暮らしの中の文化財 ヨウトビ クラシノナカノブンカザイ

丹波市市島町の梶原遺跡(かじわらいせき)より出土した「犂(からすき)」が兵庫県の文化財に指定されたことを記念して、人々の生活と深く結びついた文化財や工芸品を中心に取り上げる展覧会を開催します。指定の犂2点をはじめ、同じ遺跡から発掘された考古資料のほか、丹波市内の遺跡から出土した美術工芸品を展示します。これら丹波市の考古・民俗資料の展示を通して、その歴史的な位置づけや地域的な特性を体感してください。また、当館の所蔵品からも景徳鎮の陶磁器や陶磁板画、パプア・ニューギニアの民俗芸術品など、当館の創設者・植野藤次郎氏が生前に蒐集したコレクションを紹介します。実用性も考慮して制作されたこれらの作品の、造形的な面白さをご覧ください。

近代の日本で暮らしの中の造形に対する関心が高まったのは大正末期、1926年頃のことです。美術評論家の柳宗悦(やなぎ むねよし)が民衆の工芸品、略して民芸という概念を提唱しました。西洋的な「美術史」の思想が導入された当時の日本では、作者不詳の日用雑器は美術(ファイン・アート)として認められていませんでした。柳らによる民芸運動は民芸品の「用の美」を認識し、その技術の保存や普及を図ろうとするものです。民芸運動では作品の実用性と一点ものではない多数性が重視される一方で、機械による廉価な大量生産ではなく手仕事が尊重されました。また、その地域ならではの地方性も大事にされました。近代的な意味での民芸品とは性質が少し異なるものもありますが、本展で紹介する作品の多くは日々の暮らしの中あるいは儀礼などの特別な場での「使用」を念頭に制作されたものです。展示品の「用」の側面に注目して、その造形的な「美」をお楽しみください。

休催日
月曜日
開催時間
午前10時 ~ 午後5時
(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般 通常料金310円 団体料金(20名以上)260円
大学・高校生 通常料金210円 団体料金(20名以上)150円
小・中学生 通常料金100円 団体料金(20名以上)50円
ココロンカード利用可、小学生未満は無料
身障者の方は身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳のご提示でご本人を入れて2名様まで半額。
展覧会ホームページ
https://www.city.tamba.lg.jp/site/bijyutukan/youtobi.html

イベント情報

★開幕記念イベント
(1)オープニングセレモニー(テープカット)
日時:11月26日(土曜日)午後1時30分~
会場:植野記念美術館 2階ホール
内容:丹波市長、丹波市教育長をお招きし、エントランス・ホールで開幕式典を行います。

(2)開幕記念ギャラリートーク
日時:11月26日(土曜日)午後1時50分~午後3時
会場:植野記念美術館 3階 展示室
定員:30名程度
申込:予約不要
参加費:無料(別途観覧料が必要)
講師:西岡真理(丹波市教育委員会 学芸員)
演題:「丹波市内の文化財の魅力発見」

★展覧会関連イベント
(1)文化財ワークショップ
日時:12月10日(土曜日)午後1時30分~午後2時30分
会場:植野記念美術館 2階 研修室、3階 展示室
定員:20名
申込:電話予約(Tel:0795-82-5945)
参加費:無料(別途観覧料が必要)
講師:西岡真理(丹波市教育委員会 学芸員)
内容:埋蔵文化財を専門とする学芸員が展示室を案内します。遺跡から発掘された
資料に実際に触るなど、文化財の魅力を体験できる展示室ツアーです。

(2)クリスマスイベント「みんなで歌おう♪ クリスマスのひととき」
内容:うえび友の会うた友倶楽部の皆さんと一緒に、クリスマスソングを歌いましょう。
スチールドラムの演奏もあるよ!「丹波竜のちーたん」もイベントに参加します。
日時:12月25日(日曜日)午後1時30分~午後2時30分
会場:植野記念美術館 2階研修室
定員:30名程度
申込:予約不要
参加費:無料(別途観覧料が必要)

★家族での美術館デビューを応援!
うえびのファミリープログラム
(1)うえびひよこつあー
(「赤ちゃんからの美術鑑賞ツアー」が新ネームになりました!)
日時:12月13日(火曜日)午前10時~11時(午前9時50分より受付)
会場:植野記念美術館 2階研修室及び3・4階展示室
対象:0~6才の未就学児とその保護者
定員:各回5組
申込:電話予約(Tel:0795-82-5945)
参加費:無料(別途観覧料が必要)
内容:展示室をめぐるシールラリーをしたり、展示作品のパズルをしたり、美術館に来るのは楽しいことだと思っていただけるような内容を考えています。イベント中はサポートスタッフが活動のお手伝いをしますので、周囲のことが気になって、普段はゆっくり鑑賞する時間がないと感じられる保護者の方も、お子さんと一緒に安心してお楽しみ頂けます。

(2)うえびファミリーDay
日時:12月4日(日曜日)、11日(日曜日)、18日(日曜日)、25日(日曜日)各日終日
家族での美術館デビューを応援! 小さなお子様連れのご家族も、楽しみながら展示室で鑑賞できる日です。小学生以下のお子様には「うえびシールラリー」セットをプレゼントします。ご来館の皆さんには、お子様連れのご家族が多い日であることをご理解、ご協力お願いします。

会場情報

丹波市立植野記念美術館 タンバシリツウエノキネンビジュツカン

TAMBA CITY UENO MEMORIAL ART MUSEUM

会場住所
〒669-3603
丹波市氷上町西中615-4
ホームページ
https://www.city.tamba.lg.jp/site/bijyutukan/
更新日:2022年11月30日
登録日:2022年6月22日