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令和4年度 春の特別展

人間萬歳

―実篤と狂言―

会場

調布市武者小路実篤記念館

会期

2022年4月29日(金・祝)― 6月5日(日)

展覧会概要

令和4年度 春の特別展 人間萬歳 ニンゲンバンザイ ―実篤と狂言―

生涯で小説・詩・脚本・随筆など、多岐にわたる作品を7,000篇以上も残した武者小路実篤。その膨大な作品について、実篤は「僕の書いたものの内で、何が一番自分では好きかと聞かれる時がある。その時一番始めに自分の頭に浮かぶのは人間万歳である」と言葉を残しました。
「人間萬歳(狂言)」(発表時のタイトルママ)は、脚本形式の作品として、大正11(1922)年に雑誌『中央公論』に掲載されました。
この物語は、神と天使たちが地球に誕生した人間を眺める様子を描いた、一風変わった作品です。登場するのも神や天使たちで、人間は描かれません。
実篤は自身が立ち上げた共同体「新しき村」で、この作品を書き上げました。
形式は実篤が得意とする脚本(対話)形式であり、大正15年の文芸座による公演を皮切りに、令和になってからも現代的な解釈で上演されています。
本展覧会では今年発表から100年を迎える「人間万歳」を題材に、作品の生まれた背景や、演劇分野への広がり、登場人物など、作品を多くの切り口から深く掘り下げることで実篤の文学世界を読み解くことを目的とします。
また、実篤独自の喜劇作品群として書かれた「狂言」についても紹介します。

休催日
月曜日
開催時間
午前9時 ~ 午後5時
観覧料
大人 200円 小・中学生 100円

イベント情報

文学講座 「戯曲『人間万歳』を読む」
講師:瀧田 浩 氏 (二松学舎大学教授)
日時:5月8日(日) 午後1時30分~3時
内容:大正期の実篤の戯曲作品の展開を踏まえ、発表当時の実篤、および文壇をめぐる状況に触れながら、「人間万歳」を解説していただきます。
会場:調布市東部公民館 参加費:250円 定員:15名
申込み:4月24日(日)必着。往復葉書の往信面に①講座名、②応募者全員の氏名とふりがな、③年齢、④郵便番号、⑤住所、⑥ 電話番号、返信面にご自身の宛先を明記し当館まで。1枚の葉書で2名まで応募可、応募多数抽選。定員に余裕がある場合は、締切後の翌開館日9時から講座前日17時まで電話で受付けます(先着順)。

展示解説
日時:5月28日(土)、6月3日(金) 午後1時30分から45分間程度
解説:清水想史 (本展担当学芸員)
申込み:不要。当日、直接会場へ。 *入場料のみ
*新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、事業を急遽中止する可能性があります。最新の情報は実篤記念館までお問い合わせください。

会場情報

調布市武者小路実篤記念館 チョウフシムシャコウジサネアツキネンカン

会場住所
〒182-0003
調布市若葉町1-8-30
ホームページ
https://www.mushakoji.org
更新日:2022年5月25日
登録日:2022年5月25日