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没後50年 電力王・松永安左エ門の茶 The 50th Anniversary of MATSUNAGA Yasuzaemon's Death The Tea World of the Electric Tycoon

松永美の世界。

会場

福岡市美術館 特別展示室

Fukuoka Art Museum

会期

2021年10/9[土]⇒11/21[日]

展覧会概要

没後50年 電力王・松永安左エ門の茶 ボツゴ50ネン デンリョクオウ・マツナガヤスザエモンノチャ

The 50th Anniversary of MATSUNAGA Yasuzaemon's Death The Tea World of the Electric Tycoon

戦前から戦後にかけての政財界で活躍した実業家で、「耳庵(じあん)」と号する茶人でもあった松永安左エ門(1875~1971)。福岡での鉄道事業を足掛かりとして電力業界で躍進し、いつしか「電力王」と謳われる実業家となりますが、第一線を退くと、茶の湯の世界に足を踏み入れます。そして精力的に茶道具の名品を蒐集し、戦中にあっても茶の湯三昧の日々を送りました。
戦後、政府より電気事業再編成の主導役に抜擢されると、自身が戦前より構想していた9電力体制による電気事業民営化の実現へと導き、結果、戦後の高度経済成長を支える大きな功績を残しました。多くの反対勢力に敢然と立ち向かい剛腕をふるうその姿を、人はいつしか「電力の鬼」と呼びました。そうした激務の中でも茶の湯を続け、名品蒐集の対象は茶道具以外にも及び、屈指の日本・東洋美術コレクション(松永コレクション)を築き上げました。主に戦前の蒐集品は東京国立博物館、戦後の蒐集品は福岡市美術館に寄贈されています。
今年は、松永の没後50年にあたります。それを記念して、松永コレクションの代表的作品約120件(重要文化財16件、重要美術品3件)を一堂に集めた展覧会を開催いたします。電力事業における業績を辿りつつ、その裏舞台で展開された茶人としての松永の美の世界を、様々なエピソードとともに展観いたします。

主催者
福岡市美術館、読売新聞社、西日本新聞社
協賛・協力等
後援:福岡県、福岡県教育委員会、福岡市教育委員会、壱岐市教育委員会、公益財団法人福岡市文化芸術振興財団、九州電力、西部ガス、西日本鉄道
休催日
月曜日
開催時間
午前9時30分 ~ 午後5時30分
※10月の金・土曜日は午後8時まで開館
※入館は閉館の30分前まで
観覧料
当日 一般1,300円 高大生800円 小中生無料
団体 一般(1,200円) 高大生(700円) 小中生無料
※( )内は20名以上の団体、満65歳以上の割引料金。
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳の提示者とその介護者1名および特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証の提示者は観覧無料
展覧会ホームページ
https://www.fukuoka-art-museum.jp/exhibition/matsunagayasuzaemon/

イベント情報

※新型コロナウイルス感染症拡大状況によって、定員等変更になることがあります。

◆記念講演会
「電力王が鬼となるまで 松永安左エ門の功績」
講師:定村隆久氏(電力の鬼・松永安左エ門記念館 施設長)
日時:2021年10月23日(土) 14:00~15:30 会場:1階 ミュージアムホール
定員180名、聴講無料・先着順 ※13:00より入場整理券配布/13:30開場

◆つきなみ講座 特別編
「電力王は数奇者となった 松永安左エ門の茶」
講師:後藤恒(福岡市美術館主任学芸主事)
日時:2021年10月30日(土) 14:00~15:30 会場:1階 ミュージアムホール
定員180名、聴講無料・先着順 ※13:00より入場整理券配布/13:30開場

会場情報

福岡市美術館 フクオカシビジュツカン

Fukuoka Art Museum

会場住所
〒810-0051
福岡市中央区大濠公園1-6
ホームページ
http://www.fukuoka-art-museum.jp/
更新日:2021年9月29日
登録日:2021年9月29日