日常の輪郭 Contours of Life

新・今日の作家展2021 日常の輪郭 ニチジョウノリンカク

New “Artists Today” Exhibition 2021 Contours of Life

「新・今日の作家展」は、横浜市民ギャラリーが開館した1964年から40年にわたり開催した「今日の作家展」を継承した展覧会です。同時代の表現を多角的に取り上げ、幅広い世代の作家の作品を通して現代美術を考察しています。本年は「日常の輪郭」を副題に、国内外で活動する2名の作家を紹介します。思いがけない事象の発生や進行によって、身近で当たり前であった日常が、めまぐるしく、あるいはゆるやかに変容することがあります。その過程で私たちは、変化に逡巡したり、順応したりしながら日々を送っていきます。一方で、変わることのない、繰り返される日常を改めて意識することがあります。

田代一倫は、故郷・福岡を含む九州北部や韓国、東日本大震災以降の三陸や福島など各地を訪ね、それぞれの土地と人、地域性との新鮮な出会いから肖像写真を撮影してきました。百瀬文は、人と人とのコミュニケーションの間に生じる欲望や抑圧、身体のあり方を主題に制作を展開しています。本展は、出来事の複層性や自己と他者との関係性のゆらぎをあらわす作品を通じて、なにげなく過ごしていた時間を思い起こしたり、見慣れた環境や物事を再認識したりすることにより、私たちの日常の曖昧な輪郭をとらえながら“今日”に向き合うきっかけをつくります。

主催者

横浜市民ギャラリー (公益財団法人横浜市芸術文化振興財団/西田装美株式会社 共同事業体)

協賛・協力等

beyond2020

休催日

9月20日(月・祝)

開催時間

10:00 ～ 18:00

(入場は17:30まで)

観覧料

入場無料

展覧会ホームページ

https://ycag.yafjp.org/exhibition/new-artists-today-2021/

※事前申込制、参加無料

対談「身体の管理/抑圧と欲望の関係について」
百瀬文×清水知子(文化理論家/筑波大学准教授)
9月25日[土]14:00ー15:30 会場|横浜市民ギャラリー4階アトリエ

対談「肖像写真とスナップショット」
田代一倫×倉石信乃(写真批評家/明治大学教授)
10月2日[土]13:30ー15:00 会場|横浜市民ギャラリー4階アトリエ

※開催情報と参加方法の詳細は当館ホームページをご覧ください。

横浜市民ギャラリー ヨコハマシミンギャラリー

YOKOHAMA CIVIC ART GALLERY

会場住所

〒220-0031
横浜市西区宮崎町26-1

ホームページ

https://ycag.yafjp.org/