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福岡県美の原点。オリンピックと福岡の美術

1964 福岡県文化会館、誕生。

会場

福岡県立美術館 4階展示室

FUKUOKA PREFECTURAL MUSEUM OF ART

会期

2021年7月23日(祝)ー9月2日(木)

新型コロナウイルス感染症の感染とその拡大のため、展覧会会期等を変更する場合があります。最新情報は、当館のホームページをご確認ください。

展覧会概要

福岡県美の原点。オリンピックと福岡の美術 1964 福岡県文化会館、誕生。 1964 フクオカケンブンカカイカン、タンジョウ。

1964年といえば、まさに前回東京オリンピック開催年。運動競技が注目されがちですが、実は芸術競技も開催される「スポーツと文化の祭典」であるオリンピックは、日本全体に大きな影響を与えました。スポーツと文化はもちろん、高速道路の整備や新幹線開通など、高度経済成長期にあった日本はさらに発展し、人々の生活も変化していきました。
また、1960年代は前衛美術が特に注目すべき活動を展開した時代でもあります。新幹線の開通などにより東京と福岡の距離が近くなり、東京で活躍する福岡の美術家もいれば、福岡を拠点とする美術家もいました。前衛以外でも、全国巡回の団体展や、地方の美術団体に継続して出品する作家、独自の活動をする作家もいました。また、好景気に伴い生活にゆとりが生まれ、文化を楽しむことが教養と娯楽の対象となり、公立の文化施設が建ち始めた最初の時期でもあります。美術ブームが起こり、鑑賞だけでなく、余暇に絵を描く人や、美術専攻のある学校も増え、公募展が賑わいを見せました。福岡県内外、ジャンルもプロ・アマチュアも問わず様々に美術が活況を呈していました。
そのような中、1964年に美術館と図書館が併設された「福岡県文化会館」が開館。福岡市内で最初の公立美術館として、福岡で活動する多種多様な作家たちの発表の場として機能してきました。
この展覧会では、1964年に焦点を当て、福岡県内のオリンピック資料をはじめ、福岡ゆかりの作家の1960年代の作品、福岡県文化会館の開館時期に関わる作品・資料など約70点から、スポーツや文化、経済や社会、環境など、あらゆる分野で転換点となった1964年の、福岡の文化をご紹介いたします。

主催者
福岡県立美術館
休催日
月曜休館 ※8/9(月)は開館、8/10(火)は休館
開催時間
10:00 ~ 18:00
(ただし入場は17:30まで)
観覧料
一般:800円(600円)、高大生:500円(300円)、小中生:300円(200円)
*( )内は20名以上の団体料金 *65歳以上の方は特別割引料金(600円) *以下の方々は無料
身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方及びその介護者/教職員が引率する小・中・高等学校・中等教育学校・特別支援学校の児童生徒及びその引率者/土曜日来館の高校生以下の方
展覧会ホームページ
https://fukuoka-kenbi.jp/exhibition/2021/0324_13328/

イベント情報

<担当学芸員によるテーマトーク>
〇7/23(金・祝) テーマ「文化会館と1964年の美術」
〇7/31(土) テーマ「文化会館の建築」
いずれも14:00~(45~60分程度)
開催場所/4階視聴覚室、参加無料、要予約(先着20名)

<担当学芸員によるギャラリートーク・館内トーク>
展示作品について解説するギャラリートーク、福岡県美の建物に残る福岡県文化会館の痕跡を探す館内トークを行います。
〇ギャラリートーク(作品解説) 7/25(日)、8/1(日)、8/11(水)
〇館内トーク(建物解説) 7/28(水)、8/28(土)
いずれも14:00~(30分程度)
開催場所/ギャラリートーク:4階展示室内
館内トーク:4階展示室前集合(短時間ですが館外も歩きます)
それぞれ参加無料(ギャラリートークについては要観覧券)
当日13:00より受付開始(先着順)
※会場内外で行いますので、マスクの着用、お客様同士適度な距離を取ること、発話を控えること等、感染症対策にご協力をお願いいたします。また、参加者が10名を超えた場合、2部開催とする可能性もございます。

会場情報

福岡県立美術館 フクオカケンリツビジュツカン

FUKUOKA PREFECTURAL MUSEUM OF ART

会場住所
〒810-0001
福岡市中央区天神5-2-1 (須崎公園内)
ホームページ
https://fukuoka-kenbi.jp/
更新日:2024年10月22日
登録日:2021年8月4日