ID:67006
具象画家 ベルナール・ビュフェ
―ビュフェの描いたものー
会場
ベルナール・ビュフェ美術館 新館展示室
Musée Bernard Buffet
会期
2021年4月10日(土)~2022年3月6日(日)
展覧会概要
具象画家 ベルナール・ビュフェ グショウガカ ベルナール・ビュフェ ―ビュフェの描いたものー
ベルナール・ビュフェの描いたさまざまな「もの」、モチーフやテーマに焦点をあてた展覧会です。
開催中は、本館・新館あわせて、当館のベルナール・ビュフェ作品から100点以上をご覧いただけます。
ベルナール・ビュフェの世界をたっぷりお楽しみください。
長いあいだ「絵」といえば、姿のあるもの、目に見えるものを描くことであった。しかし20世紀初め、「具体的なものの姿を描き写すことをしない」抽象絵画が登場すると、ものの姿を描いた絵は「具象絵画」と呼ばれるようになった。第二次世界大戦後には、新たな抽象表現が世界各地で同時多発的に生まれ、時代の流れは具象から抽象へ、そして芸術の発信地はパリからニューヨークへ移りつつあった。ベルナール・ビュフェが画家としてデビューしたのは、パリの美術界が大きく揺らいでいたそんな時代である。
抽象と具象があたかも対立するもののように扱われた当時、抽象の趨勢に対抗すべく具象の新しい力を求めていた人々は、若き具象画家の登場を歓迎し、スターへと押し上げる。ビュフェ自身も具象にこだわり、生涯を通じてありとあらゆる「かたちあるもの」を描き続けた。
しかしあるインタビューで「抽象絵画をやってみようと思ったことはないのか?」と問われたビュフェは、こんな風に答えている。
ありません。絵画作品はすべて“抽象”です。
具象絵画は誰にでも理解できるものでなければならない。同時に、そこに人々が何かを見出すことができなければならないのです。
すべての芸術が“抽象”であるというのは、この意味においてです。
ビュフェの作品に、今の私たちは何を見出すのだろうか。
ビュフェの描いた「かたちあるもの」をあらためて見つめ、そこに私たちが何を見出すことができるのか、それぞれの作品と向き合ってみたい。
本館(大展示室を囲む左右回廊および中展示室)では、ビュフェの画家デビュー前、そして19歳で批評家賞を受賞して一躍注目を浴びるようになった1940年代後半から1950年代の作品や資料で、「ベルナール・ビュフェ」を生んだ時代の空気をお伝えしています。
- 主催者
- ベルナール・ビュフェ美術館
- 休催日
- 開催期間中も毎週水曜が休館日です。ただし、5月5日(祝・水)は開館し、翌6日(木)をお休み、11月3日(祝・水)は開館し、翌4日(木)をお休みいたします。来館ご予定の際にはご注意ください。
年末年始の休業予定は決まり次第お知らせいたします。 - 展覧会ホームページ
- https://www.clematis-no-oka.co.jp/buffet-museum/exhibitions/1674/
会場情報
ベルナール・ビュフェ美術館 ベルナール・ビュフェビジュツカン
Musée Bernard Buffet
- 会場住所
-
〒411-0931
長泉町東野クレマチスの丘(スルガ平)515-57 - ホームページ
- https://www.clematis-no-oka.co.jp/buffet-museum/
登録日:2021年4月7日