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春の江戸絵画まつり

「ぎこちない」を芸術にした画家 与謝蕪村 YOSA BUSON

「上手い」でもなく、「下手」でもなく」――「ぎこちなさ」から生まれた芸術

会場

府中市美術館

FUCHU ART MUSEUM

会期

2021 3.13[土]-5.9[日]
前期:3月13日[土]ー4月11日[日]
後期:4月13日[火]-5月9日[日]

前期:3月13日[土]ー4月11日[日]
後期:4月13日[火]-5月9日[日]
展覧会の開催や会期、関連イベントは、感染症の状況によっては変更や中止になる場合があります。
ご来場の際は、お手数ですが、インターネットや電話で最新情報をお確かめください。

展覧会概要

春の江戸絵画まつり 「ぎこちない」を芸術にした画家 与謝蕪村 「ギコチナイ」ヲゲイジュツニシタガカ ヨサブソン

YOSA BUSON

深く静かな趣をたたえる自然の中の情景、飄逸で洒脱な俳画、そして、どう見ても気色の悪い、いわば苦みを発散する人物画。そのどれもが、与謝蕪村(一七一六─八三)が到達した晩年の画境です。とりわけ自然の情景を描いた作品が絶賛される蕪村ですが、さまざまな作品を見渡せば、個性と深みと面白みにあふれ、まるで絵画のおもちゃ箱を見るような楽しさがあります。
蕪村は、晩年より前から、日々大忙しの人気画家でした。ときには中国絵画そのものを思わせる見事な技を見せたり、流麗で美しい線やフォルムでうならせたりもします。しかし、それ以上に多くの作品に感じられるのが、線描や形のぎこちなさと、そこから生まれる親しみやすさ、かわいらしさです。下手だということではありません。蕪村自身がその面白さを自覚して、意図的に表現しているとしか思えないのです。朴訥さと力強さの境に、あるいは、か細さと揺らめきの狭間にあるような、きわめてデリケートなぎこちなさや頼りなさが、初期から晩年まで、蕪村の絵の根幹にあるように見えます。
そんな蕪村のこだわりに注目しながら、約一〇〇点の作品を集めました。それによって、「晩年の情景絵画だけではない」新しい蕪村のストーリーに目を向けてみたいと思います。「ヘタウマ」のマンガに慣れ親しんでいる私たちには、蕪村やその時代の京都の人々と同じ感性が、きっと備わっているはずです。

主催者
府中市美術館
休催日
月曜日(5月3日は開館)
開催時間
10:00 ~ 17:00
(入場は16:30まで)
観覧料
一般700円(560円)、高校生・大学生350円(280円)、小・中学生150円(120円)
*( )内は20名以上の団体料金。 *未就学児および障害者手帳等をお持ちの方は無料。
*常設展もご覧いただけます。 *府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」で無料。
2度目は半額! *観覧券をお求めいただくと、2度目は半額になる割引券がついています(本展1回限り有効)。
展示替え情報
作品の展示替えを行います。 *全作品ではありませんが、大幅な展示替えを行います。
巡回等情報
*他会場への巡回はありません。
展覧会ホームページ
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/tenrankai/kikakutenkaisai/buson.html
展覧会問合わせ先
ハローダイヤル 050(5541)8600

イベント情報

<関連イベント>
展覧会講座 与謝蕪村―「ぎこちない」を芸術にした画家
金子信久(当館学芸員)/4月3日[土]14:00(90分程度)
府中市生涯学習センター講堂(府中市美術館より徒歩5分) 無料

子ども向けイベント「ぶそん探検隊!」/会期中随時
展覧会を見ながら「探検隊ワークシート」のクイズに挑戦。
観覧料が必要ですが、府中市内の小中学生は「府中っ子学びのパスポート」で入場できます。年齢制限はありませんので、大人の方の参加もお待ちしております。

会場情報

府中市美術館 フチュウシビジュツカン

FUCHU ART MUSEUM

会場住所
〒183-0001
府中市浅間町1-3 (都立府中の森公園内)
ホームページ
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
問い合わせ先
ハローダイヤル 03 (5777) 8600
更新日:2024年10月22日
登録日:2021年3月17日