ID:66706
感覚をひらく―新たな美術鑑賞プログラム創造推進事業
エデュケーショナル・スタディズ02
Opening the Senses―Project to Promote Inovative Art Appreciation Programs
Educational Studies 02
中村裕太 ツボ_ノ_ナカ_ハ_ナンダロナ? Yuta Nakamura What's in the Vase?
会場
京都国立近代美術館 4階 コレクション・ギャラリー
THE NATIONAL MUSEUM OF MODERN ART, KYOTO
会期
2020年12月24日(木)-2021年3月7日(日)
・新型コロナウイルス感染予防のため、開館時間・休館日は変更になる場合がございます。ご来館前に当館ウェブサイトなどで最新情報をご確認ください。
展覧会概要
感覚をひらく―新たな美術鑑賞プログラム創造推進事業
エデュケーショナル・スタディズ02 中村裕太 ツボ_ノ_ナカ_ハ_ナンダロナ? ナカムラユウタ ツボ_ノ_ナカ_ハ_ナンダロナ?
Opening the Senses―Project to Promote Inovative Art Appreciation Programs
Educational Studies 02 Yuta Nakamura What's in the Vase?
石黒宗麿(1893-1968)は、1936年に京都市左京区八瀬に「八瀬陶窯」を築窯し、晩年までこの地を拠点に陶器作りを続けてきました。石黒は、1955年に鉄釉陶器の技法による重要無形文化財保持者(人間国宝)として認定されたことを機に、中国や朝鮮の古陶磁を逐った近代的な個人作家として紹介されてきました。ところが、石黒の手によってこの土地に捨て去られた陶片からは、陶器作りに苦心する新たな一面を見出すことができます。
京都国立近代美術館では、見える・見えないに関わらず誰もが楽しめる作品鑑賞のあり方を探る「感覚をひらく―新たな美術鑑賞プログラム創造推進事業」を行っています。2020年度より、作家(Artist)、視覚障害のある方(Blind)、学芸員(Curator)がそれぞれの専門性や感性を生かし、さまざまな感覚をつかう鑑賞方法を創造する「ABCプロジェクト」を立ち上げました。
本プロジェクトは、陶片を発掘することから始まり、中村裕太は陶片の研究とその制作、安原理恵は陶片を触察し言葉にすることで、石黒の陶器作りを解きほぐしてきました。さらに、それらの考察をもとに、学芸員は当館のコレクションとのつながりを再構築してきました。本展の会場では、来場者が手や耳の感覚を研ぎ澄ませ、壺のなかに入ったひとつひとつの陶片に触れる体験をとおして、当館所蔵の石黒宗麿《壺「晩秋」》の新たな鑑賞方法を探っていきます。
- 主催者
- 京都国立近代美術館
- 協賛・協力等
- 特別協力:京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター
令和2年度 文化庁地域と協働した博物館創造活動支援事業 - 休催日
- 月曜日、年末年始(12月28日~1月5日)、および1月12日(火) ※ただし1月11日(月・祝)は開館
- 開催時間
- 9時30分 ~ 17時
- ※ただし金・土曜日は20時まで開館(入館は閉館の30分前まで)
- 観覧料
- 一般430円 (220円)
大学生130円 (70円) - *( )内は20名以上の団体料金、夜間開館時の夜間割引料金
*高校生以下、18歳未満および65歳以上、心身に障がいのある方とその付添者1名は無料(入館の際に証明できるものをご提示ください) - 展覧会ホームページ
- https://www.momak.go.jp/senses/edustudies2020-02.html
イベント情報
ABCコレクション・データベースVol.1 石黒宗麿陶片集
八瀬陶窯から発掘された26個の陶片をABCの視点から紐解いた陶片集。
(陶片からなにがみえるかな?)
https://www.momak.go.jp/senses/abc/ishiguro/
(どんなコレクションとつながるかな?)
会場情報
京都国立近代美術館 キョウトコクリツキンダイビジュツカン
THE NATIONAL MUSEUM OF MODERN ART, KYOTO
- 会場住所
-
〒606-8344
京都市左京区岡崎円勝寺町 - ホームページ
- https://www.momak.go.jp/
- 問い合わせ先
-
京都国立近代美術館:Tel.075-761-4111
テレホンサービス(展覧会のご案内):Tel.075-761-9900
登録日:2021年3月3日