ID:66361

水田コレクション名品展

Masterpieces of Beauty from the Mizuta Collection

美人画 BIJINGA

会場

城西大学水田美術館 ギャラリー1

会期

2020 4/4 sat ▶ 25 sat

展覧会概要

水田コレクション名品展 美人画 ビジンガ

Masterpieces of Beauty from the Mizuta Collection BIJINGA

浮世絵の創始者、菱川師宣の《見返り美人図》のような、下膨れした顔に小さい目の女性は、当時の人々にとって憧れの美人でした。このように、浮世絵に描かれた女性は理想とする美人の典型であり、同時代の美の規範が映し出されたものです。事実、美人画のスタイルは、時代の好みとともに次々と変わっていきました。明和期(1764~72)に華奢で中性的な鈴木春信の美人が一世を風靡すると、他の絵師まで春信風美人を描き始めます。天明期(1781~89)には鳥居清長の八頭身の美人が、寛政期(1789~81)には喜多川歌麿の現実味を帯びた美人が大流行しました。そして江戸後期の退廃的な美人へと続きます。
このたびの展覧会では、師宣、宮川長春、懐月堂安度、川又常正、勝川春章の肉筆画と、石川豊信から春信、清長、歌麿、鳥文斎栄之、そして明治の月岡芳年、楊洲周延までの版画、加えて浮世絵の流れを汲む伊東深水の近代美人画を展示し、美人画の流れを概観します。各時代を代表する絵師が描く美人画を通して、豊かな美人風俗と理想美の競演をお楽しみください。

休催日
日曜日
開催時間
午前9時30分 ~ 午後4時30分
観覧料
無料

イベント情報

[講演会]
4月18日(土)
午後1時30分~午後3時
講師:藤澤 紫氏(國學院大學文学部教授、国際浮世絵学会常任理事)
演題:「魅惑の浮世絵美人画-化粧・衣装・微笑のひみつ-」
会場:水田三喜男記念館講堂
*聴講無料 *要申込

[当館学芸員によるギャラリートーク]
4月11日(土)
午後2時~
会場:水田美術館2階ギャラリー1
*申込不要

会場情報

城西大学水田美術館 ジョウサイダイガクミズタビジュツカン

会場住所
〒350-0295
坂戸市けやき台1-1
ホームページ
http://www.josai.ac.jp/~museum/index.html
更新日:2021年1月20日
登録日:2021年1月20日