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日本・ポーランド国交樹立100周年記念

ショパン―200年の肖像 Chopin Portrayed in 200 Years of Images

会場

練馬区立美術館

NERIMA ART MUSEUM

会期

令和2年4月26日(日)から6月28日(日)まで

展覧会概要

日本・ポーランド国交樹立100周年記念 ショパン―200年の肖像 ショパン―200ネンノショウゾウ

Chopin Portrayed in 200 Years of Images

2019年、日本とポーランドは国交100周年を迎えました。これを記念して、ポーランドが誇るロマン主義を代表するピアニストで作曲家のフリデリク・ショパン*1(Fryderyk Chopin /1810~1849)について、新たな視点から再考する展覧会を開催します。
「ピアノの詩人」と称されたショパンの楽曲は、母国ポーランドやロマン主義の舞台であったフランスは然ることながら、日本をはじめ世界中で愛されてきました。ただ、ショパン自身については、幼い頃から身体が弱く、恋人であった作家ジョルジュ・サンドとの別れによる傷心のうちに若くして亡くなったという画一的なイメージが流布しています。そこで本展では、ショパンの息吹を感じる自筆譜や手紙、遺品のみならず、彼にまつわる様々な美術作品や資料に基づき、ショパンという芸術家の人間像と音楽創造の背景を見つめ直します。とりわけ現代のアーティストたちがショパンからインスピレーションを得て制作した数々の造形作品を一同に展覧し、多角的なショパン像を発見しようという試みは新しいアプローチと言えるでしょう。
本展では、現在、ショパンの遺品・権利などを一括して保有・管理、研究および普及活動を行っているワルシャワの国立フリデリク・ショパン研究所(NIFC:Narodowy Instytut Fryderyka Chopina)の全面協力のもと、同研究所の所有する本邦初公開の自筆譜や手紙、美術作品などを中心に、ワルシャワ国立博物館やドルトレヒト美術館(オランダ)、国内美術館が所蔵する油彩画など貴重な約250点を展示します。
日本・ポーランド両国にとって本展は、ショパンとその時代の芸術への一層の興味・関心を喚起し、両国の相互理解を促すだけでなく、ますますの強固な友好関係を築く礎となるでしょう。

*1 本展では、ショパンの洗礼名をポーランド語の綴りに則り「Fryderyk」とし、日本語カナ表記では原語の発音により近い「フリデリク」を用います。

主催者
練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会)
協賛・協力等
共催:国立フリデリク・ショパン研究所
後援:駐日ポーランド共和国大使館、日本ショパン協会
特別協力:ポーランド広報文化センター、ワルシャワ国立博物館、ドルトレヒト美術館
協力:LOTポーランド航空、KLMオランダ航空、大阪音楽大学、講談社、株式会社河合楽器製作所、株式会社ヤマハミュージックジャパン
企画協力:神戸新聞社、ROBINS
休催日
月曜日(ただし5月4日(月・祝)は開館、5月7日(木)は休館)
開催時間
10:00 ~ 18:00
*入館は17:30まで
観覧料
一般1,000円 高校・大学生および65~74歳800円
中学生以下および75歳以上無料
*一般以外の方(無料、割引対象者)は年齢等の確認できるものを受付にてご提示ください。
*20名以上の団体は、一般800円 高校・大学生700円
*障害者手帳をご提示の方(介添者1名まで)は、一般500円 高校・大学生400円
*前売券(一般)800円 詳細は当館ホームページにて。
展覧会ホームページ
https://neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=202001221579692159

イベント情報

{Lectures<Chopin⇄Poland>
展覧会開催記念 連続講演会<ショパン⇄ポーランド>}
会場|当館視聴覚室
定員|中学生以上70名(事前申込・抽選)
参加費|無料*観覧券(当日以外の半券可)が必要です。
lecture 01~ポーランドを知る2日間~:全4回 【申込締切】5月1日(金)必着 *2日間、4講演の連続講演会です。
講師|関口時正(東京外語大学名誉教授)
パリのポーランド人たち―ショパンからキスリングまで① 日時:5月16日(土)14:30~15:30
パリのポーランド人たち―ショパンからキスリングまで② 日時:5月23日(土)15:45~16:45

講師|白木太一(大正大学教授)
第1回ショパンを育んだ都市ワルシャワの歴史(前編)―中世から18世紀後半までのワルシャワの魅力 日時:5月16日(土)15:45~16:45
第2回ショパンを育んだ都市ワルシャワの歴史(後編)―18世紀末から19世紀前半にかけてのワルシャワの魅力 日時:5月23日(土)14:30~15:30

lecture 02~ショパンを多視点から考える~:全2回 【申込締切】5月29日(金)必着 *2講演の連続講演会です。
講師|武田幸子(ショパン研究) ショパンの手稿譜と楽譜出版 日時:6月13日(土)15:15~16:15

講師|多田純一(ショパン研究) 日本におけるショパン受容と「ショパン弾き」澤田柳吉の音楽活動 日時:6月13日(土)16:30~17:30

lecture 03~ショパン・コンクールを学ぶ~ 【申込締切】6月5日(金)必着
講師|下田幸二(音楽評論家・ピアニスト) 《独立ポーランドとショパン》~ポーランド楽派とショパン国際コンクールの黎明期~ 日時:6月20日(土)14:30~16:30

{Special concerts 展覧会開催記念 スペシャル・コンサート}
会場|当館ロビー
定員|中学生以上50名(事前申込・抽選)
concert 01~「ショパンを讃えて」~ 出演|川口成彦(ピアノ) 【申込締切】4月3日(金)必着
日時:4月26日(日)18:20~20:00 *休憩が入ります。 演奏曲目(予定):24の前奏曲 op.28ほか 参加費:3000円(「ショパン」展 観覧券付き)*事前振込

concert 02~「ピアノの詩人ショパン~その39年の生涯」~ 出演|高橋多佳子(ピアノ)【申込締切】4月21日(金)必着
日時:5月17日(日)18:20~20:00 *休憩が入ります。
演奏曲目(予定):ポロネーズ 第9番 変ロ長調 作品71-2 遺作/ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21より第2楽章/練習曲 作品10-12 ハ短調「革命」/バラード 第1番 ト短調 作品23/前奏曲 作品28-15 変ニ長調「雨だれ」/舟歌 嬰ヘ長調 作品60/ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53
参加費:4000円(「ショパン」展 観覧券付き)*事前振込

観賞プログラム「トコトコ美術館 Vol.31 テーマ:おんがく」 講師|当館学芸員 【申込締切】5月15日(金)必着
日時:5月30日(土)|[A]10:30~12:00 [B]14:00~15:30 5月31日(日)|[C]10:30~12:00 [D]14:00~15:30 6月7日(日)|[E]10:30~12:30 [F]14:00~16:00
定員:[A~D]3~6歳の未就学児+保護者、[EF]小学1・2年生+保護者・各回5組(事前申込・抽選) 参加費:無料 *当日の観覧券が必要です。

学芸員によるギャラリートーク
日時:5月13日(水)、6月4日(木) 15:00~15:30 *事前申込不要、当日の観覧券が必要です。

イベント申込方法
①各イベント名(講演会:lecture名/コンサート:●月●日演奏者名/鑑賞プログラム<A~Fの別も>) ②住所 ③氏名(ふりがな) ④年齢(学年) ⑤電話番号を記入の上、以下のいずれかで練馬区立美術館へお申し込みください。
講演会・鑑賞プログラム:往復ハガキ(〒176-0021 貫井1-16-36)または、美術館ホームページ(https://www.neribun.or.jp/museum/)の各イベントページ情報の申込フォーム
コンサート:往復ハガキまたは、Eメール(event-museum@neribun.or.jp) *Eメールのタイトルは「●月●日演奏者名 申込」とすること。
*1通のハガキ・申込フォーム・Eメールで2名まで応募可。鑑賞プログラムは1組(子ども1~2名+保護者1名)応募可(連名で記入)。
*1つのイベントにつき1通のハガキ・申込フォーム・Eメールで申込のこと。まとめての応募は不可。

施設連携事業「ショパン!ショパン!ショパン!」
展覧会の開催に合わせて、ショパンをテーマとしたコンサートなど様々なイベントを開催します。
期間|2020年4月~6月 会場|練馬区立美術館、練馬文化センター、石神井後援ふるさと文化館分室
主催|公益財団法人練馬区文化振興協会 後援|ポーランド広報文化センター
辻井伸行ピアノ・リサイタル オール・ショパン|6月2日(火)19:00開演 練馬文化センター|出演:辻井伸行
横山幸雄プロデュース ピアノ貴公子たちのショパン|6月27日(土)15:00開演 練馬文化センター|出演:横山幸雄 金子三勇士 實川風 牛田智大
練馬区演奏家協会コンサート ショパンの想い~祖国への愛|6月20日(土)14:00開演 練馬文化センター|出演:中井恒仁 武田美和子
音楽映画名作選|5月9日(土)13:00開映 練馬文化センター|作品:『別れの曲』(1934年/ドイツ映画/91分)、『愛の調べ』(1947年/アメリカ映画/118分)
特集展示 音楽とことば|4月18日(土)~6月28日(日)石神井公園ふるさと文化館分室|内容:粟津則雄、五味康祐など区ゆかりの文化人によるショパンに関する著作物を紹介。

会場情報

練馬区立美術館 ネリマクリツビジュツカン

NERIMA ART MUSEUM

会場住所
〒176-0021
練馬区貫井1-36-16
ホームページ
https://www.neribun.or.jp/museum.html
更新日:2024年10月22日
登録日:2020年9月16日