ID:6516

四代目県庁舎と佐藤功一

会場

栃木県立博物館

Tochigi Prefectural Museum

会期

2003年12月6日(土) ~ 2003年12月23日(火)

展覧会概要

四代目県庁舎と佐藤功一 ヨンダイメケンチョウシャトサトウコウイチ

昭和13年(1938年)に竣工した4代目県庁舎は、平成15年10月3日の閉庁式を以って、県政の中心としての役割を終えました。庁舎の設計は、本県(国分寺町)出身の著名な建築家・教育者である佐藤功一博士によってなされましたが、昭和12年に勃発した日中戦争による多大な影響を被り、竣工までには多くの困難がありました。また、この庁舎は、戦前・戦後から現在までの栃木県政の拠点として65年間にわたり、多くの役割を担って参りました。
今回展示する資料は、過去の行政文書が、時を経て歴史資料に変化した好例であり、資料からは、戦時色が濃厚となった時期における県庁舎建設を何とか成功させたいという県職員と佐藤功一博士の郷土への思いが伝わってきます。
佐藤功一博士は、大正末期から戦前にかけて活躍した人物であり、東京帝大建築学科を卒業後、早稲田大学建築科を創設したことでも知られ、生涯に233の建造物を残しました。手がけた代表的作品には、早稲田大学大隈記念講堂、日比谷公会堂・市政会館、津田塾大学本館、岩手県公会堂、群馬県庁舎、宮城県庁舎、滋賀県庁舎などがあり、現在もいくつかの作品が残っています。
このたびの展示では、県庁舎で長く使用された物品や、最近発見されて話題になった定礎銘板も展示します。

主催者
栃木県教育委員会
休催日
期間中の月曜日
観覧料
一般 250円(200円)
高・大生 120円(100円)
中学生以下の観覧料は無料
※( )内は20名以上の団体
展覧会ホームページ
http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/
展覧会問合わせ先
028-634-1312 (普及資料課直通)

会場情報

栃木県立博物館 トチギケンリツハクブツカン

Tochigi Prefectural Museum

会場住所
〒320-0865
宇都宮市睦町2-2
ホームページ
http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/
更新日:2010年11月17日
登録日:2002年5月31日